sappari-piment

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最近の記事

詩の効用/もともとそうあるべきであったような事たち/復路の思春期突入か?

このところ、詩集というものに興味を持って読んでみている。 詩って、なんだか照れくさくて 自分からはあまり読んでこなかったけど、 いいものだな 作品によっては照れくさいものもあるけれど、 いろんな人の作品を読んで新しい出会いをしてみたいと思う。 図書館を活用できているのもうれしいところ。 どんな詩が好きかわからないし、いっぺんにいろんな人の詩に 触れたかったから、入門書として著名な作家さんが編者をしている アンソロジー的な詩集を選んだ。 1冊読んでみたら、だいたい好きな詩を書

    • かそけき体調/新しい発作の日の備忘録

      転職活動(といってももう退職してしまったので 就職活動か)の合間に、 はにとちょっとしたお散歩デートを計画していた日。 その日、はにはとある駅で予定があったので、 その駅まで電車で行って合流するつもりだった。 先に準備を終えて家を出るはにを見送って、 自分も身支度をすませて家を出発。 駅まで自転車で走る。楽しい道のり。 街並みや雰囲気が好きで、5月に引っ越してきてから 気づけば半年をゆうに超えているけれど、 毎回新鮮に「ここに越してきてよかったな」と思える。 この物件を見つ

      • 年末年始の覚え書き/まだ年が越せない/着地点を探す日々

        年末にコロナに罹患した。 正確には発症した。 さらに正確には、検査をしていないのでコロナかどうか わからないが、熱の上がり方とか体の感じが ワクチン2回目の副反応とそっくりの症状だったし、 数日後にはににうつしてしまい、はにが陽性だったので 私もおそらく、というところ。 2年前に発症したはにを看病していたときにも 私は発症しなかったし、インフルのときもうつらなかったし ここ数年風邪らしい風邪すらひいていなかったところに いきなりコロナだったので相当きつかった。 38~39℃

        • 蝶々が怖い/おだやかケルベロス/スポットライトねこ

          はにはいつも素敵な提案をしてくれる。 それは日々の些細なすごし方についてもそう。 朝、ふたりとも比較的早起きできた日に 近所の、行ったことのないパン屋さんでパンを買って 近くの公園で食べようと提案してくれた。 自転車に乗ってパン屋さんへ。 ほぼ開店と同時くらいだったので、 まだ焼きあがっていないパンもいくつかあることを 店頭の焼き上がり時間表(親切!)で知る。 はにがひそかにクロワッサンを狙っていたらしいことをそこで知る。 それでもたくさんのパンの中から お目当てを選び

        詩の効用/もともとそうあるべきであったような事たち/復路の思春期突入か?

          知らない子どもに話しかけるおじいちゃん2種

          このところ気圧の影響もあってか、朝起きられない日が続いた。 でも今日は朝起きてちょっと面倒な不燃ごみを出し、 散歩に行く気力があった。カラっと湿気がなくて天気がいいといいな。 いつもの公園を散歩していると、 健康器具?遊具?のまわりに集まってだべっているおじいちゃんたちの集団。 そこへ幼稚園に行く格好をして水筒をさげた女の子が近づいていく。 たぶん足元に気をとられていて、おじいちゃんたちに近づく意図はない。 おじいちゃんのひとりが大きな声で「おはよー」と声をかける。 そのあ

          知らない子どもに話しかけるおじいちゃん2種

          early birdになった私/生まれ持った性質としての責任感による早起き(自分比)

          朝、アラームの音で起きる。 昨夜寝るのが遅くなったから、今日は二度寝するぞと心に決めて いちどベッドから出て、目はほぼあいていないまま花粉症の薬をのむ。 まだ体は寝ている。 ぐーぐー寝ているはににも、同じ薬と水を渡して、 のむ姿を見るともなしに見守る。 コップを受け取ってテーブルに置いたら二度寝だ、と思いながら 見守っているうちに、少し目が覚めてくる。 できごころレベルで家じゅうの窓(といっても小さい家だから4つくらいのもの)を開ける。 夏は窓に近づくだけでもモタっとした暑

          early birdになった私/生まれ持った性質としての責任感による早起き(自分比)

          歩く列に加わる/おじいさんと見るハクセキレイ/木登りの記憶

          朝、近所の公園を歩く。 ジョギングとウォーキングができるトラック的な道があって、 右回り左回りのなんとなくの不文律には 初めて歩いたときに逆行して気づいた。 そのぐるぐるに混じって歩いていると 途中のまっすぐな道で前を歩く先輩方(年齢層高め)の背中が見えて、 生きる道に参列しているような不思議な気持ちになる。 漫画とか映画の表現でときどき見る比喩表現の中に入りこんだような。 輪の道だから、ペースによってさっき前にいた人が後ろにいたりもする。 みんな大抵は1人で黙々と歩く。走

          歩く列に加わる/おじいさんと見るハクセキレイ/木登りの記憶

          別によくね?が幸せかどうか

          久々に妹と長く一緒にいる機会があった。 別に仲が悪いわけではないけれど、お互いに仕事やらなんやらで あまり会うことがないから、長い時間話すのが久しぶりだった。 妹はいわゆる、偏差値的に高くない学校に行ったタイプで、 でも生活力はあるというか、私とは真逆な感じ。 なんとなく私と母は言語に強めで、たとえばアイスを食べるときなんかも、 期間限定の味を頼んだうえでお互い交換して味見したり、冒険するタイプ。 妹と父は感覚重視派という感じで、 アイスの味は自分の知っているもの一択、味見

          別によくね?が幸せかどうか

          幼稚な人のくだす評価なんてどうでもいいな

          今やってる仕事で取引先にあたる関係の人が、 うちの部署の上司の後輩だった人らしく。 その事実を知った上司が その人のこと「ああ、その人ね、仕事できないでしょ~」と 笑っていたという話を聞いた。 その上司はいわゆる”やり手”って感じの人で もちろん仕事人としてはすごいのだと思う。 でも、そんなこと言えるっていくら仕事できても 人としてどういう神経してるんだろ。 もちろんその取引先の人も目から鼻に抜けるような ちゃきちゃきの人って感じでもなくて 〆切をかなりぶっちぎられていた

          幼稚な人のくだす評価なんてどうでもいいな

          スタバチケットの恩恵/秋の夜、月の見えるぶらんこ/情熱を出せる仕事を得るまでの面倒さ

          夜、はにと外でご飯を食べることにした。 ひと足先にお店に入ってくれているはにのもとへ、 在宅勤務していた私は、仕事でやんわり打ちのめされることがあって、 でも自分なりに長い時間頑張ってしまったヘロヘロの体で自転車に乗る。 行く道中、やらなきゃいけないのに山積みで残っている仕事をぼんやりと思う。 自転車に乗っているうちに、PCに向かい続けてバーチャルになった命が風を受けて少しずつ現実に戻ってくる…かと思ったら、 今日は打ちのめされた(というか現実に直面した?)ことがあったの

          スタバチケットの恩恵/秋の夜、月の見えるぶらんこ/情熱を出せる仕事を得るまでの面倒さ

          身体感覚のそろった友

          だれかと仲良くなるにあたって、 どんな知識があるかとか、IQ的なものがある程度おなじくらいであることが 前提としてあるのは当たり前にそうだよなとは思うけど、 意外と、運動神経の差がそこまでない、という条件もそろう人でないと なかなか心地よく長く付き合えないような気もしている。 運動神経というのかはわからないけれど、 自分の身体をどう動かせばどう動く、みたいなことが 感覚的にわかっている度合い(しかも努力によって得た身体能力ではなく、 その人がもともと何もしない状態で持ってい

          身体感覚のそろった友

          黒いものを白いと言う忖度/アントワネットだった私/心にギャルを

          このnoteよりも前に、インスタで手芸アカウントを作った。 というか完全にだれともつながらずに鍵をかけて続けていた自分のための記録用アカウントを公開設定にした。 ヘンな見栄とか張らないように素直な気持ちでやりたかったから、 私と実際に会ったことのある人には一切教えないというルールを決めてみた。 もしたまたま見つかったらそれはつながってもOKということにして、 実際、今は2人だけリアルで知っている人と相互フォロー状態になっている。 コロナ禍に入って在宅ワークになり、私生活で

          黒いものを白いと言う忖度/アントワネットだった私/心にギャルを

          貧乏暇なし/自分への過度な期待について/ちょっとわかってきたこと

          先のことを考えすぎない。 最近は先のことを考えるスイッチが入ったらすごく意識して思考を止めるようにしている。 これまでは自動的に脳が先のことをいろいろ考えてしまっていた。 このままの収入では老後どうなる? この仕事を年齢重ねても続けられる?無理じゃね? ただでさえギリギリで生きているのに、大きな病気になって入院費がかかるようになったらどうする? 親が要介護になったら? この家には何年住み続けられるんだろ? もし転職したとして、やっていける? ……たぶんこのへんは現代に生きて

          貧乏暇なし/自分への過度な期待について/ちょっとわかってきたこと

          手温泉

          はにに、手があったかくて湿っててきもちいいと言われる。 手のひらで耳やひじを覆うと、温泉に入ってるみたいだと喜んでくれる。 (湿ってて、というのは嫌いな人だったらすごくイヤだろうけど) 私はおそらく小さいころから末端冷え性で 自分の手はいつも冷たいと感じていたから、 そう言われて変化に気づいた。 たしかにこのところいつも手が温かい。 若いころは痩せすぎで(鶏ガラとか呼ばれてた)免疫力も低かったけれど、 少し肉がついてからは風邪をほとんどひかない。 というかむしろ、はにがコ

          休憩を上手にとれない

          集中すると何時間でもPCに齧り付いてしまう。 アラームかけないと時間の経過に気づかない。 たとえアラームをかけても 「あとこれだけ、こっちも忘れないうちにメモだけ」と思ってるうちに 勢いのままに記事とか企画書とか書き上げてしまったりして たぶんそのあいだ、私の内臓や呼吸はほぼ止まってると思う お腹もすかないしトイレも行かない 体の声を何も感じられないままがんばっちゃって、 そのハイな状態が解けてくると 首も肩もおかしくなって 気持ち悪くなって体調崩す。そりゃそうだ。 これ

          休憩を上手にとれない

          肩の荷がおりた植物たち

          今の家に引っ越してくる前、コンクリートジャングルとまではいかなくても ほぼ緑がない場所に暮らしていたので 私とはには緑欲を満たすために観葉植物をたくさん増やした。 大変な思いをしながらその緑たちとともに引っ越して ベランダに並べた。 しばらくは引っ越しのストレスで葉が落ちたり、 元気がなくなってしまうことも覚悟していたが なかなかどうして、元気に見える。 大きな木の多い場所で、 家のベランダからも木々の連なりが見える。 坂になっているので、覆いかぶさるようにして生えているよ

          肩の荷がおりた植物たち