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自分をごまかしても、結局「自分と向き合う」がプレゼントされる

「こんなこと考えているのは私くらいだ」
「自分は変わっているのかもしれない」
「でも、とても大切だと思う」

そんな風に感じることを、あえて言葉にすると自分の心がそっと癒される気がする。人の心も癒すことにもなる。

noteには、自由に気持ちを素直に書いている人も多い。顔も住所も知らないけれど、「めっちゃわかるなぁ……」とじんわり共感できる文章にもたくさん出会う。まるで、孤独をそっと照らすかのような灯りのようでホッとする。

「ああ、わたしだけではないのだな」って。

きっと、勇気を出して、誰に言うこともなかった、だけれども存在感の大きな抱えている想いや本音を書いてあるなと感じる文章。

そんな文章を読むのが昔から好きだった。

周りに合わせることも、一般的に好まれる振る舞いをすることも、賢くて自分を救う、大切な処世術だ。

でも、それが慢性的に苦しい人や違和感を覚える人は、実は違いや個性を勇気を持って出していくことが、心地よく生きるヒントかもしれないと痛感する。

わたし自身、あらためて自分の好きやワクワクをもっと表現してみたいなぁ、と思うこの頃。

だって、好きやワクワクをただ楽しんでいる人はとてもしあわせで魅力的だ。まわりにも、勇気やワクワクが伝染する。

「あ、なんだかわたしの人生、楽しいかも」
「明日も、また自分を生きてみよう」

って思える。

仕事では、ついつい真面目にキチっとしっかりしがち。「自分らしさ」よりも「他人」が優先になりやすい。だって、利益を生み出すべく活動だから。当たり前かもしれない。

だからこそ、そうでない部分では少しゆるめて楽しく過ごしたいなと最近思う。

妻、母、娘として、そして私として。

本当は縛られるのが苦手な自由人のくせに、つい「ちゃんとしなければ」と自分をぐるぐる縛れがちな、自分。

「矛盾を自分で作り出すメーカーだな」とツッコミを入れることも多々。

もちろん、それでうまくいくことも人のためにになることも多くあるし、実際にたくさんあったけれど。

ただ、長続きはしないので、あくまでも意識的な割り切りと「相手への思いやり」ベースという捉え方で動くようにしている。

これが、現在のわたしなりの「ちゃんとしなければいけない場面」での対処法だ。まずまず心地よい。

ただ、そうでないときは、情熱の源泉みたいなワクワクをもう少し追い求めていきたい。

最近我が子を見ていると、「ママも楽しさや『今この瞬間』を楽しんでもいいんじゃないー?」と体現してくれているなと感じる。

まるで「ちゃんとしよう、きちんとしよう」を手放す練習を私にくれているみたいだ。

活発で多動傾向のある長男と関わっていると、ときに「私の心の深い部分や本当の自分」と向き合っているような感じを覚えることがある。

ときな我が子にイライラしたりムカつくのは、多分わたしが幼い頃にできなかったことや、我慢したことを平気でやってのけるからだと思う。

羨ましい。
ズルい。
わたしも自由でありたい。

わたしだって、もっと子どもらしく、何も心配せずにわがまま言いたかった。

そんな長年の子どもの頃から無意識に抱えていた本音に、気づかせてくれる我が子。

わたしは、君がいなかった時代も生きていて、知っている。それまで、自由ではないけれど、まぁ、そこそこ自分なりにうまくやってきたのに。

「ちゃんとしてるね」
「いい子だね」
「落ち着いていて、大人だな」
「やっぱりしっかりして頼りになるね」

って。

でも、できなくなってしまった。

わたしは、出産を機に働き方も行動も大きく変わった。うつ状態になり、長年の向き合えなかった「自分」と強制的に向き合うことになった。

「ちゃんと」することも「大人らしく振る舞うこと」も、できなくなった気がする。

おかしいなぁ、こんなはずじゃなかったのに。

不思議だ。

だからこそ、わたしも、そしてきっとあなたも。

もっともっと、これからは心に従って「今」を楽しんでいいのかもしれない。

誰かの決めた正解や良いと思われる価値観は、あくまでも参考にする程度でいいこともある。

本当は、自由に自分が決めていいのだ。

そして、そう選んだことで未来の自分や誰かを救ったり、勇気づけたりすることにつながるのかもしれない。

ただ、それは本当に怖いことでもあるけれど。

くり返し感じるこの感情は、きっとわたしの人生テーマの一つなのだろう。

ゆっくり、少しずつでも自分を信じて向き合っていきたい。諦めたくないこと。

きっとその先に、自分でも想像できないような、たくさんの人のしあわせや笑顔が見られる生き方ができると思うから。

わたしも、そして周りの人も「自分が本当に望んでいること」に気づき、進む人が1人でも増えるといいんじゃないかなぁと日々思うのだ。

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