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子どもと過ごすと、今に意識を向ける大切さを実感する件

「ママ!ほら、今日もお空がきれいだよ」
「外にお花もあるねー」

定期的に長男に声をかけられ、仕事の執筆の手を止めて、窓から空を見上げる。

最近の秋空は、うろこ雲やひつじ雲が一面に広がっていて眺めるのが楽しい。

うろこ雲や、ひつじ雲が広がっているこの頃

数日インフルエンザで出席停止だった長男、ようやく明日から登園だ。

高熱は1日で下がり、私が仕事をしている間は、家の中で退屈そうに過ごしていた。

何度か部屋にやってきて、お菓子の感想や空の様子を教えてくれる。

また、

「ママ、遊ぼうよー!」
「ちょっと仕事がんばりすぎじゃない?休んだら?」

と話しかけられるので、気分転換におもちゃで一緒に遊ぶ。多動な長男には、外出禁止はさぞ退屈だろう。

その度に仕事は中断になるし、案の定思うように進まないけれど。こういう状況には慣れている。

突然の家族の発熱。保育園からの呼び出し。通院。スケジュール変更……。

在宅で仕事をするようになり、「子どもが寝た後や、スキマ時間にまたやればいい」と冷静に切り替えられるようになった。というか、「どうにかするぞ!」と気合いを入れてやるしかない。

病院やお迎えにも、昔のように会社に電話したり、上司や先輩に謝ったりしてその度に疲弊せず、慌てずにいつでも行ける。

どうにかなるように、今は仕事量も少なめにして調整している(それでも、気づくと仕事が増えたり進行が思うようにいかなかったりでバタバタだけど)。

この働き方は自分にとってしあわせだな、とあらためて思った。

インフルエンザなので長男は運動会は出られなかったけれど。その分、この一緒にいる数日があった。空のひつじ雲を何回も見上げたのはきっと初めてだ。

仕事の合間に長男と空を見上げるこの時間、この瞬間、このやり取り。笑顔、イライラ、喜び、寂しさ、怒り、驚き、億劫、安心……。

子どもと過ごすと、1日でさまざまな感情が駆けめぐる。刺激過多だ。眠るころには、いつもヘトヘトになる(笑)

でも実は、この今は貴重なのかもしれないなと思う。

つい私たちは忙しさに追われてしまうし、この家事育児仕事のマルチタスクスケジュールが、ずっと続くかのように思う。

でも来年の今ごろは、長男は小学1年生。

また少し、関わり方や子どもとの距離感も今とはまた変わるだろう。活発で社交的な長男は、そのうちあまり家にいなくなるかもしれない。男の子だし、母であるわたしとの会話も少なくなるだろう。

今しかない時間の大切さは、いつも子どもが教えてくれるなぁと、ひつじ雲を見ていて思った本日。

「正解」も「最適な道」も、結局はよくわからない。子育てなんて、なおさらわからない。仕事や勉強では、ある程度答えや法則があるのに。

私たちは、いつも変化しやすくて不安定な世界にいる。状況は、いとも簡単に変わってしまう。

だからこそ、不器用なりにも、自分の道を見つけて、そのときの自分を信じて進むしかない。その積み重ねが、きっと自分への信頼と納得につながる気がする。

なるべく今この瞬間の子どもの笑顔に応えてあげたいな、と思う2023年10月の自分だ。

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