ショッピング中にふと降りてきた「寂しさ」の感情
ネガティブなことがあったとき、あるときから私は「人のために活かす」と決めた。
無理することはないけれど、自分に起きた出来事を、時がきたら誰かに循環させる。すると「起こることは無駄ではない」と思って報われるし、まわりもしあわせになれるからだ。他責や他人軸も手放せる。
生きていると「なんでこんなことが起こるんだ」「うわー、もうイヤだ」ということも誰でも起こる。昔も今も、きっとこれからも。
ときには後の人生に大きく影響を与えるほど、人間不信になったり、心に傷がついたり、自信を無くしたりする。
だからこそ、誰かのために活かせるのかもしれない。誰しも、自分にしか伝えられないことがあると感じている。
ただその前には、普段から自分の心と向き合い、自分を癒すことがかかせないなと思う。簡単なようで難しい。
いきなり人のために何かをやろうとすると、途中で心がポキっと折れるし、停滞して苦しくなってしまう。
「本当は何がしたいのか?伝えたいのか?」のコアを探ると、自然に心が熱くなれる活動になるのだろうな。
なので、今日も発信してみる。昨日気づいたことがあるからだ。
*
昨日買い物をするためにショッピングセンターを歩いていると
という声がふと降りてきた。なかなかの衝撃だった。
「え?何で?」と。
子どもの頃はつらいことが多かったけど、今はさまざま方のおかげで楽しく過ごせていると思っている。
だから「孤独感」はわかるんだけど「寂しい」はそんなにない気がしていた。
……いや、あるのかもしれないけど。うーん。頭ではわかるんだけど、腑に落ちていない。
あなたもそんな感情はないですか。(私だけ?)
1人も好きだし、楽しいし……みたいな。目的もなく、無駄に人と群れるのが苦手というのもあるが。
最近また心理学系の本を読み、特に幼少期や親との当時の関わり振り返ることが増えた。最近はあらためて自分と向き合い、問いや仮説を立てていた。
それで昨日、急に頭に浮かんだ
「私、子どもの頃からずっと寂しかったのかも」
の声を深掘りしてみた。
当時のことはつらいことも多々で思い出すのは勇気がいるけれども、私はずっと親に対して寂しさを抱えていたのだなーと気づいたのだ。
「笑顔でいてほしい」
「比較して怒らないでほしい」
「もっと一緒に遊んでほしい」
こんな気持ちをずっと抱えていたらしい。
ある方が言っていたが「父親に対する感情・イメージ=社会や仕事への感情・イメージ」になるらしい。
仕事ができて、頭の良い父親。合理的で無駄のない父親。残業や単身赴任などで家にいないことも多かった。厳しく、よく勉強などで「なんでわからんのか!」ダメ出しをされることもあったっけ。
多分、父からはそんなに強く批判されたわけではないけれど、当時の自分は「わたしは劣っている」と思ってしまったのだろう。
社会や仕事においても、ずっと
「もっとがんばらないといけない。楽をしてはうまくいかない」
「ダメなんだから、ちゃんとして怒られないようにしないと」
「人から認められるには、結果しかない」
「割り切ろう」
などと、仕事において特に厳しく思うことが強い。人にというより自分に対してだ。合理的だとも思う。
これって「私が父親に対して思っていたこと」と似ているなーとハッとした。
もちろん、それでうまくいったことも多いし、結果や成果を求める姿勢はビジネスパーソンとしては間違ってはいない。「社会は厳しいから」と、親から厳しく躾けられたことは感謝している。
ただ、ずっと心が休まらない。休めない。
人から良き評価されても、素直に受け取れず、むしろ「もっとやらなければ」と思う。
人を頼れず、自分でやらないとダメと思う。
がんばらずにうまくいくことには抵抗がある。
などなど、これらの思考のクセは、ずっと子どもの頃の自分が寂しかったからだったのだなーと腑に落ちた。
気づいてはいたつもりだったけど「寂しさ」からきていたのは新たな発見だ。
そんな自分の本音に気付いてからは、また社会や仕事、人に対して違った見方ができそうだなと思う。
本当は、ただ寂しかったのかも。
結果や評価が欲しいのではなく、自分が自分を認めて信じたかったのかも。
そのままの自分を受け入れる。
そんな自分がいてもいい。気付いてくれてありがとう。「寂しい」を感じてもいいよ。
子どもの頃の自分が、そっとこれからの自分にエールを送ってくれた気がして、体温が上がった気がした。
もっと自分や周りを信頼してもいいのかもしれない。
人は、自分で自分の深い感情に気付いたときに癒されると思う。それが、長期的な自分への信頼や生きやすさにつながるとも。
*
あなたが悩む思考のクセは、思わぬ過去の人や出来事に対する考えと同じかもしれません。
そんな昨日の気づきを共有してみました。
この発見がまた誰かに活かせているとうれしいな。
最後までお読みいただき嬉しいです♪ありがとうございます!これからも心を込めて執筆していきます。