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現実と空想のフィルターバブル|洞窟の比喩に学ぶ
「フィルターバブル」という言葉があります。下記は総務省のホームページから引用した「フィルターバブル」の説明文です。
現代を生きている人であれば誰もが思い当たる節がある現象だと思います。自分の考えや意志に反する価値観の情報は意識的にも、無意識にも排除してしまいがちです。
これによって個人が自分にとって耳障りの良い情報ばかりを取得するようになり、広い世界の多様な価値観を認めることが難しくなります。
物への愛着はあなどれない|壊し方に問題があるのか
アップルがiPadProの宣伝映像で、プレス機に楽器などが破壊されていくシーンを投稿したところ、大炎上して謝罪する騒ぎが起こりました。
実際の映像を見てみたところ、インパクトはありながらもショッキングな映像であり、物への愛着がある人がこれを見たら批判するのも当然だと思うような映像でした。
人々が物へ抱いている「愛着」というのは、あなどってはいけないものだと再認識した騒動だと思います。
この「
天国も市場になるエンタメ業界
2023年11月に話題となったビートルズの『Now and Then』は、ジョン・レノンが1978年に自宅でピアノ演奏をしながらデモ音源として残していたものを、最新のAI技術を使ってジョンの歌声をノイズから分離し、ポールマッカートニーを中心に制作され、ビートルズ「最後の新曲」としてリリースされたものです。
リリースから1日が経たないうちに再生回数は1000万再生を突破したようです。僕もこの間に何
アルバイトの経験|きついバイトと楽なバイト
学生の頃は「よく働いていたな」と思ってしまうほど、アルバイトをよくやっていました。
本業である勉強を疎かにしながらも、アルバイトをして日銭を稼ぐ日々を過ごしてしまっていたのです。
合理的な考え方をすると、将来の稼ぎに繋がり得る本業を犠牲にして日銭を稼ぐアルバイトにのめり込むというのは、本末転倒な行いだと思います。実際のところ、今から振り返っても「あの時もっと勉強しておけばよかった」と思うことが
不安への対処法|お金でも相談相手でもない
人は不安になると、その不安を解消するためにあらゆる行動に出ます。片っ端から友人に相談してまわる人もいれば、ふさぎ込んでしまい心身を壊してしまう人もいます。
時には多額のお金を支払うことで安心を得る人もいます。そもそも保険というビジネスも安心を提供することが本質だったりもしますし、広告業からすれば不安を抱えている顧客は、不安を煽る広告を流すことで優良顧客を獲得するチャンスです。不安はビジネスになっ
街の本屋がなくなる|通って得た価値
僕がかつて住んでいた東京の阿佐ヶ谷にある「書楽」という本屋が今年の1月に閉店していたことを今更ながら知りました。驚くとともに非常に寂しい気持ちになっています。
書楽は阿佐ヶ谷駅南口の駅前にある小さな本屋で、大型書店の様に膨大な書籍を展開しているわけではなく、駅前という利便性が魅力の小さな街の本屋でした。
在庫が豊富というわけではないけれども、その小さなスペースのなかでも最大限に魅力を発揮しよう
毒にも薬にもなる毎日|カフェイン中毒者の手記
ほぼ毎朝コーヒーを飲んでいますが、時々コーヒーを飲まない一日を過ごすことがあり、そういう時は物足りなさを感じながらもカフェインを摂取していないことから、まったりとした気持ちで過ごすことができたりします。
少し辞めてみることで自分がいかにカフェインに依存して毎朝を過ごしていたのかを実感することとなりました。要するにカフェイン中毒なわけです。
カフェインには神経系を刺激する作用があり、身体内でエネ
筋トレとヘヴィーメタル|場面ごとのプレイリスト
日常的に音楽を聴いていますが、長年たくさんのジャンルを聴いていると、「こういう時は○○を聴く」といったシーン別に聞きたいBGMを用意することができるようになります。
例えば、朝はコーヒーを飲みながらピアノを基調としたクラシック音楽を聴き、夜はウイスキーを飲みながらジャズを聴く、といった様に日常生活とリンクさせて音楽を聴きわけるのです。
朝と夜の様に時間帯で分類しても良いですが、晴れた日はレゲエ
ピンチをチャンスに変える|出張も温泉も災害も
最近は出張が多くほとんど自分の家に帰ることなく日々を過ごしてしまっています。週の5日~6日は外泊しており、自宅で寝るのは週に1~2回程度という高頻度です。
こうして移動が多い日々を過ごすと、どうしても疲労を感じることがあります。ましてや僕の会社では出張手当の様な報酬も出ないので、ただ単に負担が増えている側面が強いです。(もちろん金銭的な報酬以外に、しっかりと「役割」を頂いているわけなので不満があ