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”匂い”にこんなにも振り回されるとは。。。

私は匂いには敏感な方だと思っている。
これは人工的に作られた香料から体臭まで。
夫の衣類なども、男臭いとか難癖をつけては洗濯かごに放り込む。
常々鼻をクンクンさせて、あれは臭いだの、何か臭い、変な匂いがする、など我ならが面倒臭い性質だと思う。

でもどうしても気になってしまうのだ。

特に人工的に作られた香りは苦手で、歳を重ねるごとに食器用洗剤、洗濯洗剤、ハンドソープ、石鹸などは無香料のもの、あるいは天然のエッセンシャルオイルで香りをつけたものを選ぶようになっている。

そんな中、先日Laundromat (コインランドリー)へ出向いた。
屋外用の車のカバーを洗濯するためだ。
南カリフォルニアは日差しがとても強く、屋外に車を停めておくと、ひと夏で車の塗装がかなり劣化してしまう。
そのため、私は厚手のキャンパス布地を車のカバーとして愛用している。
このキャンパス布地は大きくて家の洗濯機に収まらないのでLaundromatへ来たというわけ。

ちょうど普段使っている洗濯用洗剤が残り少なかったこと、屋外用の布地なので汚れが激しいこともあって、洗剤はちょっと強力なもので一回用のものを現地調達することにして、何も持たず家を出た。
[大抵のLaundromatには洗剤や柔軟剤、漂白剤などの自動販売機が設置されている]

ところが現地に到着してみると、自動販売機が壊れていた。
困ったな。。。
ここから近くのスーパーマーケットまで行くのも面倒だし。
そもそも普段は漂白剤や強力なタイプの洗濯洗剤(一般の洗濯洗剤)は普段は全く使わないから、スーパーで売っている大きいサイズはいらないんだよね。

隣が日用品も扱ってるリカーショップだったので、覗いてみることにした。
さすがに一回用の洗濯洗剤などは置いてないものの、小ぶりの粉洗剤と漂白剤があったのでそれを購入して、Laundromatへ戻る。

早速、洗剤の封を開けたのだが、これがすごい。
何がすごいかって、匂い。

香料きっつ〜。。。

えっ、一般の洗濯洗剤ってこんなに香料きつかったっけ⁈
あたりに広がる洗剤の香りにくらっとしながら、息を止めて洗濯機をセットし、スタートボタンを押す。

平日で店内が空き空きだったこともあって、近くの椅子2つを確保し、一つを荷物置きにした。
ところが、荷物置きの椅子に置いた開封済みの粉洗剤の香りが、容赦なく私を襲ってくる。

臭い。。。

3分くらいは我慢していただろうか。。。ダメだ、限界。
洗剤たちを車へ持って行き、トラックの荷台に置く。
車内には間違っても置けない。
これ、車内に置いてしまったら多分一週間とか匂いが抜けない。
それこそ悪夢だ。

店内に戻ったが、頭を巡るのは臭い、臭い、臭い。。。の一点。
そう、粉洗剤を開ける際に、私の手に少しだけ付いてしまったのだ!
シンクで何回も何回も手を洗う。
でも匂いが抜けない。

うわっ、これは参ったな。。。

結局は諦めて、なるべく息をしないようにして洗濯、乾燥を終わらせて家に帰る。
おかげでキャンパス布地はとても綺麗になった。

しかしながら。。。
世の中に出回っている洗浄力の高い、名の通っている商品の数々、いったいどれほどの化学薬品が使われているのか。
ちょっと怖くなるとともに、私はいつの間にか、こんなにも匂いに敏感になってしまったのかな、とある意味ショックでもあった一日でした。




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