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ベトナム人女性は・・・・・アジアトップ水準のミルクティー好き?

記念すべき第1回目の投稿は、ベトナム人が愛する“ミルクティー”についてお届けします!

ベトナムでミルクティーが登場したのは2000年代初頭のようで、主に中学校や高校の校門前などの屋台や路上にある小さな店で販売されていたようです
(その時にミルクティー専門店や有名ブランド店があったかどうかは覚えてませんけど・・・)

因みに、私の学生時代は・・・
学校帰りに、フルーツの塩漬けを食べたり、猛暑の時には爽やかな味わいの酸味のあるフルーツを食べたり・・・。また、自転車でアイスクリーム売りをする屋台を見つけた時は、アイスクリームを食べていました(懐かしい~)。
それから時が経ち、酸っぱい果物やアイスクリームが徐々にミルクティーへとなっていったのでしょう・・・(きっと)。

私の記憶にある、初めての“ミルクティー”との出会いは・・・、
2009年のとある日、私が国外からベトナムの実家に戻った時でした。
家の近くの小さなお店で、大きなプラスチックでできたストローの入った飲み物を売っているお店が目にとまりました。そこに学生たち4~5人が座って、お喋りしながら楽しそうにその飲み物を飲んでいて・・・(それが何の飲み物か分からなかったけれど)。
後から気になって友達に聞くと、それが“ミルクティー”だったんです。しかも、“タピオカ”?という物が入ったかなり甘いドリンクだと説明されましたが、その時の私にはどんな味・どんなものなのか全く想像できなかったです。

2009年当時もまだミルクティー専門店を見たことがありませんでしたが、その時あった小さなお店が今では有名なミルクティーショップになったところもあり、ティーンエイジャーや女性向けに専門店としてミルクティーを提供しています。また近年では、ベトナム航空各社もフライトでミルクティーを提供するようになりました。

ベトナムのテレビチャンネルVTVによると、ベトナム国内の好きな飲み物ランキングで“ミルクティー”が23%で2位にランクインされています、更にその内訳は、15歳までの女性が53%、15歳から22歳までの女性が35%と約88%が女性となっています。とある専門家によると、ベトナムのミルクティー市場は年間約20%の成長率をもった飲み物になっています。
黒糖パールミルクティーの価格は、ブランドによって異なりますが、1杯30,000〜70,000VNDです(日本円で、おおよそ、180円~420円ぐらい)。
価格は他の飲み物に比べ決して安くはありませんが、多くの若者女性に人気があります。
シンガポールの有名ニュースサイト「ストレーツ・タイムズ」によると、ベトナム人がミルクティーに費やす金額は東南アジア地域でトップ水準だ、と言われているようです。

現在、サイゴンには 20以上のミルクティーブランドがあり、
ホット&コールド、ゴンチャ、ディン ティー、トコ、チャ ゴー…そして、タイ、シンガポールのミルクティーブランドもベトナムへ入って来ています。

甘い飲み物、甘い食べ物は、人に幸せをもたらします・・・(たぶん)。
その代わりに体重への影響もあるので要注意(笑)
ベトナム学生の平均体重は、2000年以前の世代と比べると
・・・書けないぐらい増加しているようです。
そして、今では・・・
40歳前後のキャリアウーマンにもこよなく愛される飲み物になっています(オフィスへの配達も年々増加しています)。
私もミルクティーは大好きなので、趣味のヨガで体調管理をしています。


↓↓ここからは、少し私のお客様のおはなし・・・です。

私が10年以上、通っているAB社とSG社をご紹介します。
AB社の社長は、ベトナムに30年近く住んでいる台湾人の方です。その社長は、ベトナムに来た最初の3年間は会社勤めをして、その後、2000年に今のAB社を起業しました。彼はベトナムを第二の故郷としています。起業後、順調に会社規模を拡大し、今では従業員数は120名を抱えるほどに成長しています。
SG社は、ベトナム人の社長の会社です。今の社長と副社長さんが同じ大学出身で、卒業後は、それぞれ技術系の営業マンをしていました。2011年に、2人は、会社を立ち上げました。
あちこちの所に商品を売りに行くため、その2人は、古いホンダのバイクを購入し、力を合わせ営業をしていました・・・当時、ホーチミンでの猛暑の中、バイクがパンクすると修理する場所を探し求め、重いバイクと大量のサンプル品を抱え、2km以上歩き、白いシャツは汗でびっしょりだったよ、が2人の口癖です・・・今では車ですが(笑)

AB社の主たる事業は「二輪車のスペアパーツ、オイルパイプの製造とブレーキのアセンブリ」で、二輪車のスペアパーツの40%はマレーシアへ輸出、また、二輪車のエンジンカバーや農業機械部品などの精密機械製品を欧州向けに輸出しているのが特徴です。
SG社は「コネクタ、ネジ、コンポーネント、CNC 加工などの高精度機械製品の製造」で、病院(最も多いのは歯科)向け医療機器部品の約40%を日本へ輸出しているのが特徴です。今後は事業拡大に伴い第二工場の新設も計画されています。

ベトナムの精密機械産業はこの十数年で目覚ましい発展を遂げています。海外の有名企業と提携もしていますが、THACOやVINFASTといったメイド・イン・ベトナム車もあり、部品も国内で製造できるまでの水準まできました。また要求水準の高い、米国や日本の自動車や飛行機の部品製造もできるまできています。

VTV2テレビ局のインタビューによると、ベトナムには、金型設計の専門訓練学校が存在していなかったが、SAMSUNGが、ベトナムで金型専門家を育成するプログラムを導入しました。クリエイティブ総合研修コースでは、プラスチック射出金型、パンチング金型、精密加工の3つの分野に焦点を当てています。そして、システム管理、設計管理、標準管理に関するトレーニングもできます。
ベトナム産業貿易省によると、ベトナムの金型および精密エンジニアリング産業は、年率18%の成長率を誇り、国内外の多くの企業から注目を集めていると報じています・・・。

私がご紹介した2社も含め、ベトナム国内企業もグローバルサプライチェーンの一員になる能力・水準を蓄積できたと、
今日この頃、私は強く実感しています・・・。

それではまた。

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