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ハッピーバースデーJリーグ③~祝!30歳~

ボクとスタジアム

Jリーグが30歳を迎えたことでnoteにスタジアムについて書いているわけですが、昔を振り返るとやっぱり楽しかったことばかりが蘇りますね。あの頃に戻りたいわけではないですが、素敵な時間を過ごさせてもらったJリーグには感謝なのです。

さて、今回は「取材しやすいスタジアム」について綴っていこうと思います。ピックアップする際に考慮したのは、主にミックスゾーン(取材エリア)、記者席までの導線、記者席からの眺めの3つになります。

▼取材しやすいスタジアム

・グリスタ(栃木県グリーンスタジアム)ー栃木SC
”俺たちのホーム”は外せないですよね。よくよく考えてみると取材しやすかったなあと。

まずミックスゾーン。選手がバスに乗るまでが基本的に取材可能なのですが、グリスタは横にミックスゾーンが広かったのでホーム、アウェイ両チームの選手にお話を聞きやすかった。

スタジアムによってはホームとアウェイが分離されていて、ホームのコメントを取っているとアウェイチームが帰ってしまい、欲しかった選手のコメントを取り逃すケースも多々あります。

栃木SCがアウェイに行った際、アウェイチームのライターさんは大忙しになるので、そこはボクがお手伝いしたりしていました。この世界、持ちつ持たれつなので。

その点、グリスタは広報さんにコメントを取りたい選手を伝えておけば、ほとんど取り逃すことはありませんでした。一部、日本代表選手は、いわゆる番記者がいたので、なかなかコメントを取るのが難しかったですが。

記者席への導線もプレスルームが新設されてからも、それほど距離がなく、また途中にトイレがあったので頻尿のボクにはうれしいつくりでした。

記者席もJリーグに参入してから整備され、やや机の縦の幅が短く作業しやすい難点はあったものの、見やすさという観点からは専用スタジアムだったこともあり、臨場感を味わいながら取材できました。

昨日も触れましたが駅からのアクセスを除けば、本当に良いスタジアム、全国に誇れる”俺たちのホーム”なのです。

・味スタ(味の素スタジアム)ー東京ヴェルディ、FC東京ー

ここもトラックがあるものの、スタンドの傾斜が良いので見やすい!そして東京ということでテレビでしか見たことがない元代表選手、キー局のアナウンサーが来るので、ちょっと心が浮き立つのです。

ミックスゾーンはエントランスで両チームのコメントが取れるので、あたふたしなくても済みます。グリスタほどの距離はないのですが、バスに乗るまで互いのチームの選手同士で話し込むことがあるので、万が一捕まえられなくても選手同士で話し終わった後にコメントを聞けることがあります。

プレスルーム(報道陣控室)から記者席への導線もシンプルで、試合開始前でHPの更新作業をしていても十分に間に合います。大きなスタジアムだけあり、トレイもたくさんあって、頻尿のボクも安心でした。

飛田給駅からのアクセスも良いですからね。学生時代に通っていたスタジアムで記者として取材できる日が来るとは……そんな感慨にも浸れたスタジアムでした。

・ベススタ(ベスト電器スタジアム)ーアビスパ福岡ー

ここも、いつの間に!ボクが取材していた時はレベルファイブスタジアム、レベスタと呼んでいましたが、ネーミングライツが変わったんですね。

レベスタは以前の会社で少し関りがあって、はじめてゲーム会社であることを知ったわけです。福岡はスポンサーが頻繁に変わるクラブというイメージがあって、スタジアム名が変わるのも必然なのかなと思ったりしました。

グリスタ、味スタと共通しているのはミックスゾーンが両チーム一緒ということ。取り逃しがないので安心。

試合後は本当に記者にとって戦場ですからね。アウェイチームは移動の関係で帰るのが恐ろしく速く、ボクは経験がないですが、監督会見が終わってミックスゾーンに行ってみたら帰っていた、ということもあったようです。

勝っても負けても多くの選手のコメントを聞きたい。そうなると時間との勝負。外国籍選手は通訳さんを介するので、どうしても日本人選手の倍の時間がかかります。聞きたいことを聞いたら、「ありがとう。ごめん」といって話の途中で他の選手のところへ向かうことも。

とにかく忙しい。頭も使うし、周囲も気にしなければいけないので、ミックスゾーンでの取材が終わるとグッタリします。

ベススタも専スタなので見やすく、ガラスで囲まれたボックス席での取材ができるので寒い時期、暑い時期も快適に取材ができます。ガラスを介しているので少し臨場感に欠けますが、そういう時はボックス席を出ると目の前にも記者席あるので、そこで取材ができて至れり尽くせり。

プレスルームから記者席までエレベーターを使用するので、試合直前になるとエレベーターが来ない!と焦ることもありますが、記者席のすぐ後ろにトイレもあって頻尿のボクは助けられました。

ミックスゾーン、記者席への導線、記者席からの眺め、の3つの観点から選定させてもらいました。書いていて思ったのは、ミックスゾーンの重要性ですよね。ホーム、アウェイと両チームのコメントを取るとなると、やっぱり一か所で済んで方がいいですし、ある程度のスペースがあるのがうれしかったなあと。

試合後の、特にナイトゲームでの慌ただしさを思い出し懐かしかった一方、締め切りが半端なくタイトだったので原稿を落とさないように無我夢中で作業していたので、心身が削られる思いもオーバーラップしてきてゾッとしたのでした。

原稿落とさなくて良かったあ。

おもいのままに。続けます。今日も呼吸ができた。ありがとう!

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