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闇の中の光になろう

あるとき神様は言いました。


「おまえは闇を求めなければならない」


闇が何かわからない魂は、別の領域に行き、あらゆる闇を体験しました。


「どうして私を見捨てたのですか?なぜ闇を体験しなくてはならないのですか?」


闇の中で魂は叫びました…





闇というものは、何かを闇と考え一方的に決めつけるから闇になるのであって、本当は闇も光もない。


闇を戦争、犯罪、格差、病、災害、疫病、その他あらゆる人生の困難、問題と呼ばれるものだとして、なぜそれらの問題があるのか


問題を問題とするから…


問題は解決したい。戦争はなくしたい。あらゆる暴力がなくなればいい…


しかし、なくならないだろう。悲観的な意味ではなく、私たちはここで地球ゲームというゲームをしているのだから。


ゲームは問題をすべて解決したら終わってしまう。すべての問題がなくなったら、私たちはすることがなくなってしまう。このことを軍も産業界も医学界も宗教もよく知っている。問題がなくなれば、自分たちは存在できなくなってしまうことをよくわかっている。


人生というのは壮大な暇つぶしなのだ。


『オッペンハイマー』が公開された。原爆の使用を止められなかったのがオッペンハイマーの問題なのだと言う有名な評論家がいた。


この世界から問題がなくなったら、改善する必要がなくなったら、こういう人たちは役割を失ってしまう。


しかし、私たちは全体のプロセスなのだから、オッペンハイマーはその段階ではそのようであったというだけで、それは問題ではない。


心身ともに癒されたいと私は望んできたが…、その段階でなければ真の癒しは起こらない。そうであっても、すべてが完璧なのだ。




真に、世界の人間の集合意識の大多数が戦争を終わらせたいと望めば、そのような世界を創り出すだろう。


病は、問題ではなくなるだろう。


これから必要になるのは、全員が心をひとつにすることなんだ…





あまりの闇の深さに、本当のふるさとを、至福で、無条件の愛であったあの大いなるふるさとへの帰還を望むかもしれない。


私もそのふるさとを、私の最愛の人「my be loved」に常に憧れ、求め、はるかなる故郷へ帰りたかった。


天国、至福の庭園、浄土、涅槃…あらゆる宗教もそこに救いを求めてきた。母なる宇宙の至福体験、そこにこそ私たちの居場所はある。こんな苦しみでいっぱいの地球は本当の住処ではないと…


帰還への熱狂


その想いは痛いほどわかるが、でも…今は、私はこの地上に天国を降ろしてみたいと思う。


外にある宇宙を体験するのではなくて、天と地を今この場所で錬金術的に混合してみたい。


科学と魔術を握手させたい。


闇の中の光になって、楽園を出会うすべてのものたちと創ってみたい。


あたりまえの、素朴でささやかな毎日とともに…





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