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安全装置

今時は大抵のものに安全装置が付いているから安全性は高い
…ホントだろか。
便利に使えるけど使い方によっては危ないものも結構あるのではないか。

例えば、ストーブ。
今時はスイッチを押すだけで点火するけど
間違って押しても点火する。
ネコが押しても点火する。
夏でも点火する。
少なくとも使わない季節にはコンセント・電源を抜いておく方がいい。
ストーブはスイッチを押す人と場合を選ばない。
これで夏にボヤを出した家が近所にありましたな。

例えば、クルマ。
映画の「ハワード・ザ・ダック」で(1986年)
シートベルトをしないとエンジンがかからないフォークリフトが出てきて
これはいいぞ!と思った。
クルマはシートベルトをしなくても
酔っ払っていてもスマホをいじりながらでも走る。

いや、もっと身近にある危険が刃物。
肉でも野菜でも指でも切れる。
80万年前の人類がアフリカで使っていた
クリーバーという石器を持ってみたことがある。
両手で持たないと扱えないくらいの大きさと重さで
パワフルな原人はこれを片手でつかんで
ガンガン動物の肉や骨を叩き切っていたのかと思ったが
いや、もしかして動物だけじゃなく…

道具というモノはそのはじまりから危険を合わせ持っていた。
道具を使うのは人間で
最終的安全装置は「ニンゲン」。


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