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やっちまったな杜子春

お宝を鑑定する番組が好きでよく見ている。
「お宝」の価値やウンチクも面白いが
一番興味を引かれるのは、出てくる人そのもの。
家族に内緒で、とか
退職金をつぎ込んだとか
お金を貸した友人がこれを置いて行方不明になったとか
まあ、いろいろ♪
さてそこで
1000万円!などという鑑定結果が出たときに
すごいなあ!大金だあ!と思いつつも
おばあちゃんが教えてくれた話を思い出してしまう。
それは
昔々、近所のお宅に思わぬことで1000万円が転がり込んだ。
そこのご主人は有頂天になって
車を買うやら家をリフォームするやら遊び歩くやらして
数年ですっかり使い果たしてしまって
気が付いたら家のローンが何百万円も残っていたと。
先に借金を返してしまえば良かったのに
いくら使っても無くならないくらいの大金だと思っていたのだろか。
とうとう家を手放して、どこかに行ってしまったと。
やっちまったな杜子春!
1000万円というお金は、確かに働いて貯めるには巨額だが
年に100万円ずつ使うと10年で無くなる額だ。
いやー、年に100万円なんて、すごくない?
すごいんだけど日割りにしたら2500円くらい。
あらあ?って思いません?
年に二回海外旅行に行く、だったら、使った実感が強いと思うが
毎日2500円、今日のお小遣いですよ♪好きに使ってね、と渡されたら
外食するとか本を買うとか映画を観るとか
割と簡単に無くなっちゃうのでは、と。
お金は使ったら無くなるものである。
小学校の算数で習っていたのにね。
算数ができない、いや、しないだけ?
だからそれは「できない」ってゆうの。
脳内の声がいろいろにささやく。

1000万円、10年かけて無駄遣いしてみたい・・・

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