見出し画像

#69.子育て・犬育て「愛情と甘やかし」

こんにちは!
15年以上【犬の保育園】の先生を行っている尚ちゃん先生と申します。

 今回は【子育て・犬育て「愛情と甘やかし」】についてお話します。

あくまでも私の観点からですので悪しからず。

【愛情】と【甘やかし】は、別物です。

子育てについても、犬育てについても、【愛情をかけること】はとても大切ですが、【甘やかす】こととはまた別だと思います。

よく、飼い主さんとお話していると
「私が甘やかしたせいで、うちの子はこんな犬になってしまいました」ということを聞きます。

【愛情】をかけるというのは、その存在を尊重することだと思います。


例えば、意思を尊重すること。

「こうしたいんだ」という、子供の主張がその時にかなえられなくても、しっかり気持ちを聞くことや、代案を提案することなどは出来るだけしています。

なんでもいいよ~というのではなく、その子の意見はなるべく汲んであげる。

逆に言うと、「子供なんだから親の言うことを聞きなさい」という、一方的な理屈は押し付けないように、注意をしています。

「甘やかす」ということは、「子供が自力で生きる力を阻む」ことにつながることだと、私は思います。

自分でできること、自分でできるようになってほしいことを、
全て親が手を先回りして行うことは「甘やかし」だと思います。

無暗に手を、口を出さない。信じて見守る


それも、「愛情」だと思っています。

面倒くさいし、親がやってしまった方が早いこと、沢山ありますよね。

子どもの宿題などで、わからない、と聞きに来るとき。
私はなるべく、答えをそのまま教えることはしないようにしています。


ヒントを与えたり、調べ方を教えたり、一緒に考えたりするようにしています。

忙しくしてて、パッと答えてしまったりはしますけれどね。

はっきり言って、めんどくさいし危ないし、ということは多々あります。

けれど心と時間に余裕がある限り、
「なんでもやってごらん、サポートはあげるから」とチャレンジさせたいのです。

出来なかったときでも後ろ盾があるよ、という自信を与えてあげることが、「愛情かな」と思います。

人間の子育てと、犬育てを両方して、一番大きな違いは、

「自立するかしないか」

ということです。

人間の子供は、いつか親元を離れ、社会に旅立ちます。

親の責任の一つは、社会に独り立ちしていく子供たちが一人で生きていけるように、「生きる力」を育てること。

それが「子育ての責任」でもあるかと思います。

ですが、犬は一生、自立をしません。

そのため、ある意味「甘やかしてもよい」という免罪符が付いているようなものです。

あの顔でじっと見られたら、何でも言うことを聞いてあげたくなる・・・・その気持ちもわかります

【愛情をかける】のと【甘やかす】の境界線はどこか。

私は一時の感情ではなく、後々の、その子と飼い主さんの生活において良い関係が続くように。

わかりやすい「犬の甘やかし」は、「おやつの与えすぎ」。
これは本当によくあります。

そして肥満になり、そのまま体調を崩す、病気になり、結果的に食事制限になる・・・・
こうなったとき、「甘やかしてなければ」と後悔しても遅いですよね。

「かわいいから」「欲しがるから」「吠えるから」と後のことを考えずに欲しがるまま与えることで、結果的に飼い主さん・ワンちゃんともに、生活にストレスを負うことになりますよね。

長い目で見て、それが「愛情なのか」「甘やかしなのか」を考えて行うことは良いと思います。

ワンちゃんを甘やかすことは悪いことではありません。

でも、それがのちになって、どんな結果に結びつくのか・・・・
それを一度、考えてみるといいと思います。

甘やかすときは、とことん甘やかす。

けれど、「ここまで」ということをきちんと決められることで、わんちゃんにも「これはいいけど、これはダメなんだな」ということが伝わると思います。

この、「ここまで」が決まらないことで、ワンちゃんは不安定になります。

この

「愛情」と「甘やかし」の境界線を決めること

は大切だと私は思います。

なぜなら、わんちゃんは「臨機応変」ができないからです。

これも、子供とまた少し違うところです。

子供たちは大きくなってくると、「その場によって対応を変える、いちいち言わなくても、空気を察する」ということができるようになります。

犬も多少は、「空気を読む」ことができますが、人間のように細やかな臨機応変な対応はできません。

また、「あなたは糖尿病と診断されたから、もう大好きなクッキーは上げられないのよ」といっても、それは理解ができないわけです。


「甘やかし」というものは、目標の姿と、境界線が曖昧になることです。

犬たちは自分の思いや主張が全てかなえられると学習することで、それが通らないというシチュエーションに遭遇したとき、パニックになり、なんとかして自分の思いを飼い主さんに伝えようとします。

一番飼い主さんが困ってしまうのは、この「自己主張」が「吠え」や「噛みつき」に発展したときです。

【愛情】はたっぷりかけてあげてください。



遊ぶときは遊び、撫でたり抱っこしたり、たくさん構ってあげてください。

習性、性格、個性、好き嫌いを尊重してあげることも【愛情をかける】につながると思います。

けれど「ココは、こういうときは、こうしてほしい」「ここまで」ということはしっかりと、先に飼い主さんがわんちゃんに教えてあげてください。

これは、子育てでもある程度は一緒だと思います。

今回は、私が考える「子育て・犬育てにおける【愛情】と【甘やかし】」でした。

皆さんはどのように思われますか?良かったらおしえてくださいね

※関連音声はこちら

【人生は、運と縁とタイミング】 ここまで読んで下さりありがとうございます✨
ご縁に感謝🤗


Stand.fmでは犬のアレコレ、プライベート雑談、旅配信を音声で配信中♪
【なおちゃん先生@ゆるっとワントーク!!時々旅と子供たち♪】

【公式LINE】 @xat.0000148577.s1a
《犬の保育園》ってなにするの??保育園の様子をアップ!↓
【インスタグラム】 https://www.instagram.com/nwanclub/

《なおちゃん先生🐶の原点はこちら⬇》
📕✨初Kindle本、好評中💛
《104日間世界一周の船旅~アジア編》⬇️
https://onl.la/PC8PSq5
2冊目📕✨
104日間世界一周の船旅《ヨーロッパ前編》⬇️
https://onl.la/a4J7zCQ
3冊目📕✨
104日間世界一周の船旅《ヨーロッパ後編》発売‼️
https://onl.bz/GV8qtwU

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?