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ライフイズビューティフル

ライフ・イズ・ビューティフルという映画が好きだ。
小説も読んでいて、これで感動して、映画も見よってなったのだけど、

舞台は第二次世界大戦の時代のナチスとかの話なんだけど、
とある家族がいて、
家族構成は、夫婦と息子1人なんだけど、
旦那はユダヤ人で、奥さんはユダヤ人じゃない。
旦那と息子だけ強制収容所に収監されてしまう。

この収容所の中で、お父さんは幼い息子に嘘をつく。
「これはかくれんぼだよ。見つからずにいたら、ご褒美で戦車がもらえるからね!」って、過酷な収容所の環境の中でも、息子に不安な顔を一切見せず、ゲーム性を持たせて息子を楽しませる。

で、ラストシーン。めっちゃオチ言うけど、
このお父さんはナチスの連中に処刑されてしまうんだよね。
けど、その前に息子に指示を出して、あそこに隠れるんだ!って、子どもだったらワンチャン隠れられるスペースを見つけて、そこに隠れさせる。
で、そのドアの隙間から、息子はお父さんが歩いてるところがちょっと見えるんだけど、
息子に向かってアヒル歩きみたいなふざけた歩き方して、クスクス笑わせる。
銃を持ったナチス軍が前後にいるのに。
「なにふざけてんだ!しっかり歩け!」って別の場所に連れてかれて、
壁のあるところで、ドンドンドン!って銃で撃たれて殺されてしまう。(ここは息子には見えてない)

「かくれんぼ」の指示を出された息子はなおもそこで隠れ続ける。
やがてイギリス軍が到着して、収容所に匿われていたユダヤ人たちを解放する。
息子はようやくそこで出てきて、イギリス軍に助けられる。
そこで本物の戦車に乗せてもらって、「お父さんの嘘が本当になった!」みたいな話なんだけど、
この話が本当に泣ける。

死ぬ間際まで人を笑わせようっていう心意気。
芸人として、自分もそうでありたい、と願ってしまう。


よく舞台の上で死ねたら本望、なんて言うけれど、舞台の上で死んだらウケるんだろうか?
フリが効いてたらウケるんだろうか?
芸人のネタで「死んでる」オチのネタってよくある。
相方に「死んでる!!!」とツッコんでもらったら笑いになるんだろうか?
こないだの水曜日のダウンタウンの30-1グランプリで優勝したななまがりさんが1本目にやってたネタも良い。
「死体だ!怖いよ〜!」って言う。
いずれにせよ相方の協力が必要だな。
結論。舞台の上で死ぬ場合は、コンビであることが必要不可欠だ。
そして、相方より自分が先に死ぬこと。これも重要だ。
うん、なんかそんなこと考えてたらあんまり死ぬの怖くなくなるな。
怖くなく死にたかったら、死ぬ間際まで頭の中で大喜利してたらいいんだろうな。
そしたら自分もハッピーだし、周りもハッピーだな。
アルマゲドンやん。
アルマゲドン死やん。
憧れのアルマゲ死遂げられるやん。


ライフイズビューティフルの話してたのに、最終的にアルマゲドンになった。
なぜマゲドン。

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