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30代をどう生きるか

30代という扉をまだ少し先だけど意識し始めています。

これまでの人生経験から「先読みをして、その読みを的中させられた奴が強くなっていく」ということを学びました。

なので、まだ猶予がある今からどういうふうに生きていくかをメモ程度にまとめておこうという試みです。

30代でのゴール

これは公言しているように、SIDE FIREです。

先にSIDE FIREの条件を明確にしておきます。条件は「生活費の半分を配当や利息収入で賄えていること」としておきます。

ただ、なぜそれをしたいのか?そのあとは何をしたいのか?を明確にしておかないと目的と手段が逆転してしまいます。

なぜSIDE FIREを目指すのか

この記事に書いてることが理由のほとんとです。

人間の致死率は100%であり、多くの人間が死の間際で後悔をしています。

その後悔に一番多いのが、「働きすぎたこと」だとわかっているからです。

それから、自分は何かに縛られているのが大嫌いです。

会社、上司、時間、お金、人間関係… 基本的に「私は私だし、周りに迷惑をかけていないのであれば自分の好きなようにやりたい」のが私の人間性です。

なので極力働く時間を減らして、自分の好きなことを好きなようにやりたい。

生まれた葛藤

ではSIDE FIREしてやりたいこととはなんなのか? これをはっきりさせておかなければなりません。

基本的には寝る時間を増やして、運動する時間を増やして、アニメを見る時間を増やして、読書をする時間を増やしたいです。

またたくさん旅行したいし、おいしいものも食べたいです。

そんな余裕のある生活を送りたいなと思うのですが…

ソフトウェアエンジニアで活躍したい気持ちが(ちょっぴり)ある

自分はソフトウェアエンジニアという職業とそこで扱う技術が「そこそこ好き」です。(ソフトウェアエンジニアの人たちのことは「大好き」)

ただ四六時中コードを書いてたり、設計のことを考えてたりしたいかと言われるとそんなことはないです。だからそこそこ好き。

にも関わらず「活躍したい」などと曰っているので「舐めてんのかテメェ」と言われないか心配です。炎上だけはヤメテ…

ただ指向としてはそんな感じです。

そもそも、なにを以て「活躍」という ?

例えば自分が何かしらのフレームワークを作って世界の人たちに使ってもらえたらそれは活躍でしょう。

あるいはメルカリ、一休、はてなさんのように少なくとも日本人が誰でも知っているサービスを作り出すことに権威あるロールで関われれば、それも活躍でしょう。

あるいはロールモデルを考えてもよいかもしれません。自分の目(From PHPer界隈)から見て、めもりーさんやそーだいさん、うさみさんといった方々は文句なく活躍してらっしゃる方々のように映っています。

枚挙に暇がありませんので、これ以上は列挙しません。ただここにお名前を上げさせていただいた方々以外にも、尊敬の眼差しで見ている方々はたくさんいらっしゃいます。

それはさておき…

では私が先に挙げたプロダクトを作ったりやロールになったり、あるいは尊敬の目で見ている方々のようになれるか?と考えると「たぶん無理じゃね?」と思っています。

いやーーー無理無理。だってそこまで技術のこと好きじゃないし。時間を湯水のごとく使ってこの業界で何かを成し遂げたいなんて思ってないんだもの。それだったらアニメ見てる方が楽しいし…

…とここまで考えて、一度視野を広げて自分の人生の目標を確かめてみる。

成し遂げたいのは「後悔を残さずに死ぬこと」。けど、先に書いてるような活躍ができずに死んだならば、後悔が残る気がする。けど仕事するのは極力減らしたい && 活躍なんてできっこない。けど後悔が…という堂々巡りに陥っているのが最近の状況でした。

ただ、ソフトウェアエンジニアを続けたい

そんな悩みを抱えていたとき、そーだいさんのこんな記事を読みました。

確かに才能が無かったとして、じゃあソフトウェアエンジニアを辞めて別の仕事したいってのがあるなら考えればいいけど、当時の自分は才能が無かったとして、でもソフトウェアエンジニアを続けたいっていう想いがあった。 つまりソフトウェアエンジニアとして仕事を続ける上で重要なのは才能の有無ではなく、 この仕事続けたいかどうか の意志であり、結局そこから10年以上この業界に居続けている。

https://soudai.hatenablog.com/entry/2024/03/05/120426

この記事を読んだことで色々ハッとしました。自分は活躍したいのではない。ただ、「この仕事やソフトウェアエンジニアという職業を少なからず楽しんでいる」→「楽しいから続けたい」というシンプルな気持ちを持っていることに気づきました。そして「後悔しそう」という直感の裏には、この気持ちが眠っていることにも。そう考えるからこそ、目指す先がFAT FIREではなくSIDE FIREなんだということにも。

そして自分の感じていた「ちょっぴり活躍したい」という気持ちの正体が「焦り」だったことにも気付かされます。

SNSを見ればすごい人たちがたくさんいて自分とのギャップは苦しいし、仕事では毎日失敗をして途方に暮れるような思いをすることもたくさんある。 でもそれは自分もそうだったし、多くの先輩方もそうだったし、別に珍しいことでも悪いことでもない。

https://soudai.hatenablog.com/entry/2024/03/05/120426

焦りとの向き合い方も(勝手に)教えてもらいました。

見えてきた道筋

先の伊藤さんの資料にも引用されている、先のエッセイの一節があります。

うまくやる学生はそういう困難にぶつかったとき、自分の力不足と馬鹿さ加減に滅入る気持ちと闘い、山のふもとで小さな歩みを始めます。彼らは、プライドに傷がつくことは、山頂からの景色を眺めるためであれば取るに足らないということを知っているのです。

https://b.log456.com/entry/20120110/p1

自分の悩みは「仕事するのは極力減らしたい && 活躍なんてできっこない」というif文の判定条件にありました。ブロックの中には「後悔ある死」が書かれています。

ただ、ここまできて話は簡単なことに気づきます。

それは、悩んでいても条件は変わらないということ。条件が変わらないのであれば評価式を変えるしかない。ただそれだけのことです。

ここまでの思考を経て、ようやく30代でやりたいことが見えてきました。

やりたいこと

  • SIDE FIREを達成して時間とお金に余裕を持つこと

  • ソフトウェアエンジニアとして活躍すること

順番はやはりSIDE FIREが先です。老後を豊かに生きるためにも、やはりお金は十分持っておきたい。

お金と時間のゆとりを手に入れたらゆっくり時間を取って、もう一度知識を丁寧に磨いていきたいです。ゆっくり読みたい本がたくさんあります。情報系の大学へ入り直して勉強してもおもしろいかもしれません。AtCoderでアルゴリズム力を上げることにも興味があります。その傍ら副業と配当の力でさらに資産を伸ばして行きたいです。

それから、エンジニアが十分にいない組織でテックリードやCTOといったロールを経験したい。あるいは自分でプロダクトを作ってみるのも面白そうです。その結果、"活躍できている"という烙印を押してもらえたならこの上ない。

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