見出し画像

まとまりなどない

わたしのことを嫌いな人が怖いです。
というより、わたしのことを嫌いな気持ちや苛立ちを隠そうとしない人に昔からよわい。
ほっときゃいいのにわたしってば。
わたしにだって自分の色々がキモイ自覚くらいある。何をするにも恥ずかしい気がして、じりじりとじわじわと削り取られていく。
生きるのって恥ずい。わたしこんなんでごめんなさい。でも認められたくてごめん。
分かってほしい。


人前で歌うのは怖い。
日に日にその気持ちは増している。
上手くやらなきゃ、印象に残らなきゃ、ライブを続けたい、
思えば思うほど、喉の使い方が分からなくなる。
自分の声がぼんやり聴こえて、ウンザリする。
ヘッタクソ二度と歌うな。


「音外れてますよ」
分かっとるわ。味でしょ味。音程合ってればOKゲームじゃないもん、
わたしだって好きで下手な歌晒してるわけじゃないもん。
じゃあ誰の意思なん??

…わたしだった、恥ずかしいまた恥ずかしい。
いつでも逃げる準備だけ万端。
そういうの嫌だから、わたしは宣言しました。
「この会場をいっぱいにしたいです!」
「そのためにできること全力でやる!」

でもだめ難しい、もたない。
ご飯がうまく喉を通らないような気がする。何故?顔が痩せたらしい。いいことなのだろうか?
チケット売上枚数を見ては頭がぼんやりしてくる。
チケット渡している瞬間、間違いなく1枚1枚が幸せだったのに。
その気持ちを台無しにする数字なんか、数字なんかがそんなに偉いか?
数字オンリーで人のこと判断しないでよ。かとゆい他にも武器たくさんあるでしょ?数字なんかじゃはかれないさあ……

いや、なかった。なかったね、ごめんなさい。
やっぱり頑張るから、80人だっけ?達成してみせるから。見捨てないで。
こいつに時間使わなきゃ良かったなって思ってるのかな?



事務所に入りたての頃から、とあるマネージャーさんが凄くしっかり見てくれた。
わたしはよく泣くしよく自暴自棄になるので、特に初期の方は流石に困惑させてしまったし、めちゃくちゃ喧嘩した時もあったけど、いつだって期待をやめないでいてくれた。
そのマネージャーさんに見てもらいたがっている人は恐らく沢山いるので心底不思議に思った。
「かとゆいはやべーけどいい奴」と言ってくれて、声をよく褒めてくれる。

そして「かとゆいは芸能しか向いてない」と言ってくれる。
嬉しかった、どんな言葉より誇らしい気がしたし、わたしにもできること向いてることがあったんだって感激した。
でも違うんです。ごめんなさい。

わたしは平凡だし、
というより平凡以下なんですと、歌うたびに、周りを見る度に、きつく叱られる度に悟っちゃう。


わたしはどうしたいんだろう?

怖い思いしたくない。何も気にせずちゃんとご飯食べたいし、本気でやってるか問われてこたえられないのも 何を言ったところで見下されているのもムカつく、自分にがっかりし続けるのだってきつい。

でもみんなと一緒に何かを目指している時間はキラキラしてて、
毎日ドキドキして たくさん励まされて力を貰って
みんなと離れたくない



わたしどうしたいんだろうね


寝るか。とりあえず

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?