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いま、商品価格の見直しを決めた理由

はじめまして、老舗下着メーカーのチーカス株式会社です。

この度、私たちの会社のことや商品のことをもっと知ってもらおうと思い、noteをはじめてみました。

チーカス株式会社は創業して約50年を越える老舗の下着メーカーです。機能性を重視した商品づくりで、日本ではじめての「吸水型ショーツ」を開発した会社でもあります。

※「吸水型ショーツ」とはナプキンやタンポンを付けなくても、ショーツ自体が水分を吸収してくれるショーツのことです。

1990年代の台湾の自社工場

「はじめての生理ボックス」


昨年は、はじめての生理を大切に迎えるための「はじめての生理ボックス」のクラウドファンディングを行い、商品の開発、販売を行いました。

”生理が来ることの不安を抱えているのは、本人だけではなく、親も同じなのかもしれない——。”

そんな考えから、生理を迎える親子のコミュニケーションのきっかけになるような商品をつくりたい、と考えて「はじめての生理ボックス」は誕生しました。

「はじめての生理ボックス」

ネガティブに捉えられがちな生理をハッピーに迎えられるきっかけとして、役立てて欲しいと思っています。

このたび、販売価格の見直しをします

そして突然ですが、1月28日より商品価格を見直し、以前よりもお求めやすい価格で商品を販売することに決めました。

さまざまな物の値段が高騰するなかで、この結論に達するまでにはいろいろな思いがありました。もちろん、時代の流れと逆行するような選択に、まったく不安がないと言えば嘘になってしまいます。

しかし、こんな時だからこそ、「良いものを誰もが買える価格で提供したい」という思いが募り、商品価格の見直し、という決断に至りました。

「我々が作るショーツは毎日履くものだからこそ、一部の人にしか買えない高級品であってはならない」

この言葉は、会社の創業者、宇佐美武雄の口癖です。

自社工場を持ち、企画から生産までを一貫して行っている私たちの強みを今こそ活かし、高品質ながらもお買い求めやすい商品を販売していきたいと強く思いました。

自社工場の様子。手作業でパーツを縫い合わせる工員さんたち。


もっとも人に近いものを売る会社として

私たちは、おおよそ50年にわたり、インナーウェアを作って、売り続けてきました。下着は、肌に直接触れるもの。人に一番近いとこにある商品を作るうえで、一番大切にしているのは、なんといっても、使い心地と機能性です。

外から見ただけではわからないし、見た目は地味かもしれない。だけど、身につけてくれている人自身が、その使い心地に満足してくれたら、ささやかながらも日々の暮らしを豊かにできるのではないか、と私たちは考えています。

時代は絶えず変化し続けていますが、私たちは変わらずに老舗メーカーとしての自負を胸に、人々の暮らしに寄り添えるような商品を提供していきたいと考えています。

1990年代の企画会議の様子

いつの時代も良いものを誰もが買える価格で提供できるように、そして、一人でも多くの女性の悩みに寄り添うことができるように。

これからも私たちにできることを、考えて、ひとつずつ実践していけたら、と思います。この度の価格見直し、そのための第一歩です。

ぜひ、この機会に会社や商品のことを知ってもらえたら嬉しく思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。



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