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田舎の考察 ”自然循環が好き”

わざわざ私のように都会から田舎に移住してきたひとは、だいたいが「自然、大好きです!」の傾向が強いのではないかと勝手に考えています。

私も便利と不便の間で、もらったものと手渡したものがぐるぐる回る世界って、なんかいいなと感じるので、それに近い暮らしをしようと目指しています。


ここに居を構えるにあたって、なるべくエネルギーを循環させる暮らしをしたいと思ったのですが、まず解決するべき大きな問題として排水設備がありました。

田舎暮らしにありがちなのですが、我が家には上水道と下水道が来ていません。上水はありがたいことに敷地から飲料できる水が出ていたので井戸水をくみ上げて使っていますが、下水は処理する方法が思いつきませんでした。

だいたいこのようなへき地で排水を処理するのは合併浄化槽を利用するのですが、それのもろもろの条件がどうにも好きになれずにいました。

そのころ家を改装していたのですが、偶然に工事中に知り合ったひとからエコロンシステムの話を聞いたことでその道が開けました。

エコロンシステムとは

以前、町で生活をしていたころは水の循環などを考えて暮らしたことはなかったように思います。もちろん下水処理施設のことや水道管のことは知っていて使っていましたが、それらはすべて社会全体のインフラのひとつでした。

ここでエコロンを使うことになって、水を循環させるということが社会で解決する問題から、自分の身近な出来事として意識が変わり、生活が水循環の一部であることを考えるように変わったのが大きな変化でした。


おそらくこのエコロンはここで暮らしている中で手に入れた、理想の暮らしをかなえるための重要な設備の一つとなっていくでしょう。

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