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2023.1.4 崩れ始めた3つの幻想からの脱却

2022年は、大きな事件が立て続けに起こりましたが、それらによって“戦後日本を縛ってきた3つの幻想が崩れ始めた年”と総括ができると思います。

第一は『平和憲法の幻想』です。

<平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した>
という幻想は、ロシアの突然のウクライナ侵攻によって、我々の目の前で打ち砕かれました。

また、“神国”日本という画策により、安倍元総理自身が諸天から横死という鉄槌が下された衝撃的な事件も起こりましたが、世界218の国と地域から特使が参列するという光景に、安倍元総理がクアッドなどで、特に中国の覇権主義から自由世界を守るために果たしてきたリーダーシップを国際社会がどれほど評価してきたかが事実として示されました。

こういう事実が目に入らずに、『平和憲法の幻想』にしがみ付いている人々もまだまだいますが、少なくとも事実を虚心に見て、自分の頭で考えられる国民には、この幻想から目覚める明白な事実が突きつけられたと感じます。

第二は『グローバル資本主義の幻想』です。

コロナやウクライナ戦争による国際物流の混乱、歴史的円安などでエネルギー、食料、木材など輸入品の価格急上昇が国民生活を直撃しました。

その根本にあるのは、“エネルギーでも食料品でも、安ければ海外のどこからでも買ってくればよい”との安易なグローバリズムに乗って、自給率は食料品で4割以下、エネルギーは1割程度という国民生活のリスクを考えて来なかったことです。

国民の意識としては、まだまだ物価上昇分をなんとかしてくれと政府に要求する程度ですが、その根本である異常な低自給率という問題を見つめなければなりません。

第三は『自虐史観の幻想』です。

自虐史観の象徴が『従軍慰安婦』問題ですが、ハーバード大学のラムザイヤー教授が
「慰安婦とは『強制的に徴集された性奴隷』ではなかった」
と学術的に論じ、また韓国国史教科書研究所所長の金柄憲キムビョンホン氏は、
「子供たちに嘘を教え続ける現状に黙っていられない」
と、韓国の歴史教科書の慰安婦記述の削除に取り組んでいます。

国際的にも、また国内的にも、未だ『従軍慰安婦』というプロパガンダが大手を振っていますが、こういう学術的実証的な研究成果から正確に歴史を学ぶことによって、日本国民は『自虐史観』から脱却しなければなりません。

今年は、日本国民が“3つの幻想”から脱却し、日本の来し方と国際社会の現実を自分の目で直視し、今後の行くべき道を自分の良識に基づいて考え始める、そういった年にしていきましょう!

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