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響きやすいものにはご用心


雨降ったり、晴れたりで湿気がすごいことに
と、同時に私の髪の毛もえらいことになり収集つかない。
「パーマあててるから」という理由にも限界があります。


じめじめっとしたこんな日は
「不安」を抱えて相談に来る学生の割合が多かったなと感じました。


いよいよ面接本番が近くなり、練習したいという内容、なんですけど
「本番に間に合わないのではないか」
「この伝え方は不正解なんじゃないか」
‥‥
「自分はダメなんじゃないか?」


そんな話。


何でダメなんじゃ?とまで思ったかそこは聴いていかねばわかりません。
そしたら
「某相談機関で、思いっきりダメ出しを受けて何もかもダメなんじゃ…と思ったらどうにも手につかなくなった」

だそうです。
う~~~~ん…

どんなことを言葉で伝えられたのかは、具体的にはわかりません。
でも話を聴くと「かなり強い語気」だったそうで。


その相談員さんが、どんな意図があったかはわかりません。
学生の「ため」を思い、よくなってほしい、今のうちに直してほしいんだ!
熱い気持ちがこもった結果だからこその「強い語気」だったのかなぁ。


大きな声、強い語気ってかなり届きやすいし
相手に「すごく響きやすい」。
これはされたことがあるのでよーくわかります。

ただなんですけど、響くのは「いろんな意味で」。


響いて「マジためになりますーやってみますわ」となる人がいる一方
「ああ…ダメなんだ。ってことは=自分もうダメ??あああ」となる人も結構多数います。
(はい、私もそうでーす)

そう、「渡す言葉を受け取ったあと、どう響くのか」という事に考えを巡らせないと収集つかなくなる危険性まではらんでいます。

その人のためとは?良かれと思ってって?
なかなか考えさせられます。

私は実際に
「強い言葉でぼこぼこになった経験」が何度もあるので
できるだけ「強いワード」を使わないようにしています。
(ボコボコの結果、手が勝手に震えたりするまでになったので!
すごい『効果』)
だから「喝を入れてほしい」系の人には本当に物足りないと自覚しています。

反面「強い言葉にやられちゃった」人に対しては、
かなりやられて不安になってしまうよね。
そうかそうか。とじっくり話を聴き、その中でできることを模索することは一緒にすることはできる(と思います)。

今日その学生さんには時間を少々延長して
いろんな見え方、できそうなこと、不安もあるよねなんてちびちびと。
少しだけ表情が戻ってきたようでしたが、気にはなります。


強いものは、扱い方が本当に難しいので気を付けていきたい。
自戒の念を超込めて。


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