【英検1級おすすめ参考書・学習ルート】上級者のための1級素材活用法・勉強法まとめ:Part 1
はじめに✏️
こんにちは!らいひよ®︎代表のサラです。
タイトルの通り、この記事では、「英検1級対策」について伝えたいことを全て書きます。まずはじめに要点を言ってしまうと今回の記事が最もハマるのは、
という方です。また、
という方にも有益な記事になるように書きました。さらに、
という方にも参考になるように書いたつもりです。
よく言われることですが、英検1級合格が英語上級者としてのスタート地点です。1級に合格すると、見えてくる景色が少し違ってきます。上級者を目指す人も、超上級者を目指す人も、この記事が何かのきっかけになればと思います。
この記事を読むのに必要な英語力📝
この記事で紹介している参考書や勉強法の効果を十分に引き出すためには、
です。ただし、準1級を資格として取得している必要はありません。それ以上の英語力があれば問題なくお読みいただけます。
TOEICで言えば、目安としてですが、
を対象とした記事です。
が本記事のメインターゲットですが、
でも得るものはある内容になっているはずです。
僕はこれまでらいひよ®︎の生徒さんで英検1級・TOEIC990点満点以上のレベルの方をたくさん教えていますが、そのように高い英語力を持っている
生徒さんたちも実際にこの記事で紹介しているメニューをやってもらったりしています。現場目線で、上級者にも効果的だと感じた参考書やメニューを紹介していますのでぜひ参考にしていただければと思います。
なお、本記事タイトルにもある「参考書ルート」という用語ですが、YouTubeなどで最近「参考書ルート」という語が割と一般的に用いられているということを生徒さんから教えてもらいました。便利だと思ったので、どの参考書をどのように使用するかを「参考書ルート」と僕も呼んでいきたいと思います。また、広義に捉え、学習メニューをどのように組み込むかなどの順番なども「ルート」と呼んでいきます。
記事を書いているサラのプロフィール🦁
・英語ジム らいおん と ひよこ®︎代表・ヘッドトレーナー
・コロンビア大学大学院卒 英語教授法修士課程修了
(優秀奨学生賞受賞)
・英語教授法修士
(Master of Arts in TESOL from Columbia University)
・ETS (Educational Testing Service) 米国プリンストン本社の元問題作成者
・著書:『Q&Aサイトから読むアメリカのリアル』(アルク)
・英検®1級
・英語発音テストEPT®100点(満点)
・国際発音協会認定 英語発音指導士®
…など
大学院進学前はバックパッカーとして世界を周り、世界1周を達成。大学院留学が初留学(純ジャパ・国内修行組です)。
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「英検1級対策」と「英語力底上げ」の両立⚖️
本編にいく前に、この記事を書こうと思ったきっかけについて少しお話しさせて下さい。
この記事を読んでいる人なら、英検1級の対策について何かしらの情報を持っていることでしょう。Googleで「英検1級」と検索すればに合格者のブログ記事が数え切れないほど出てきます。また、YouTubeの検索欄で「英検1級」と入れても本当にたくさんの動画が出てきます。
インターネット上の記事や動画は、基本的には英検1級合格者が作成したものがほとんどなので、それらを見れば、参考になることも多いでしょう。
このように、「英検1級対策」の情報は探そうと思えばいくらでもあるため、今さら僕がこの記事を書く必要もあまりなさそうです。では、なぜ今回この記事を書こうと思ったかというと、
を目指す学習者の視点に立った情報が少ない、と感じたからです。
この視点を与えてくれたのは僕のらいひよ®︎の生徒さんでした。僕は最近では発音矯正に特化したレッスンをすることも多くなりましたが、普段はシャドーイング・スピーチ・ライティング・リスニング・リーディングなどをメインで教えていて、生徒さんの「総合力を上げるレッスン」を担当することが多いです。
そんな中、たまたまなのですが僕の生徒さんは以下の2パターンの方が非常に多く、その生徒さんたちを教えている過程でたくさんの気づきがありました。
このようなニーズの生徒さんを教えるうちに、英検1級レベルの教材をどのように使っていけば英語力の底上げにも繋がるかを戦略的に考えるようになりました。
パターン2の方は、英検1級に何とか合格しているレベルの方から、TOEIC満点・TOEFL iBT100点以上のような高い英語力の方まで様々です。もちろんこのレベルの方は教材英語で学ぶレベルを超えているので、「生英語素材」を上手く活用するのが不可欠ですが、このようなハイレベルの人も英検1級レベルの書籍を使ったトレーニングをメニューに入れてみると、意外にも効果的であることが少なくありません。
このように、普段からハイレベルな生徒さんを教える機会が多かったおかげで、「英検1級対策」と「英語力の底上げ」の両立をしながら、どの参考書をどのようにやったらよいかや、何のトレーニングを取り入れたら効果的か、という「戦略」をお伝えできると感じたので記事にします。
さて、前置きが少し長くなってしまいました。冒頭でも少し本記事の概要について述べましたが、この記事の対象者と詳しい特徴をまとめておきましょう。
この記事の対象者✅
英検1級合格を目指している英語学習者
英検1級対策の「参考書」について、何をどのように使えばよいか分からない人
英検1級までに時間がなく、合格のための参考書と勉強法の「最短ルート」を知りたい人
しっかりと準備をしてから万全の状態で英検1級を受けたい方で、「急がば回れの1級合格ルート」を知りたい人
英検1級対策に特化し過ぎず、「総合力を上げて、結果気づいたら1級に受かってしまう」学習プランを立てたい人
英検1級にすでに合格しているがまだまだ英語力に自信がなく、1級の問題や参考書を使って英語力を向上させたい方
なお、この記事は英検1級の「一次試験対策」Part 1です。二次の面接対策については詳しく扱いませんのでご了承ください。
*現在の英語力・スコアが準1級合格前 / TOEIC700点台に達していない方は、まずはギリギリでもいいので準1級に合格できるくらいの英語力をつけてから本記事をお読みください。
この記事が向かない人😔
この記事では、「英検1級の勉強を通して英語の総合力を上げる」ことを重視しています。よって、
という方には向いていません。
もちろん、本記事でも学習の「効率」は追求します。しかし、結果を優先させて、語学の然るべき学習プロセスを軽視することや小技ばかりを紹介することは僕にはできません。よって、この記事は、
でしょう。
*そのようなやり方を全否定しているのでなく、あくまで僕のスタイルではないという意味です。さまざまなニーズを持った学習者がいると思いますので、僕の記事が合わなさそうだと感じたらぜひ他の方のブログ記事やYouTube動画などを参考にして下さいね。
次のセクションでも言いますが、この note は約4万5千字のボリューム記事です。細かい注意点やトリビアなどの小話などの説明も多く、
でしょう。
本編の構成🗒️
ここから先、本編の大まかな構成は以下の通りです。
上記の通り、各セクションの対策を「お急ぎルート🚀」と「じっくりルート🏔️」の2つに分けました。それぞれの特徴は以下の通りです。
注意:本記事はPart 1「リーディング対策編」です📚
最後に注意点です。今回の note は1級対策の Part 1 記事 で、
についてのみ解説します。先ほどの「構成」の太字の箇所が本記事で扱う「Part 1」です。
「リーディングだけでリスニング・ライティング対策は扱わないないのかよ!」と思った方、ごめんなさい。本当は全セクションの対策を一気に公開したいのですが、「リーディングセクション」対策だけでも伝えたいことがあり過ぎて非常に長くなったので分割することにしました。
この記事で全セクションの解説はできませんが、本記事は
しています。
「4万字」と言われてもピンとこない方もいると思います。あくまで目安ですが、一般的なブログ記事では、短いものは1,000字以下、 ふつうの記事で2,000〜3,000 字程度のものが多いという感じですので、かなりボリュームのある記事になっています。
リーディング対策のみにこれだけの文字数を割くことについては最後まで迷ったのですが、思い切って伝えたいことを全部書く、という方針にしました。よって、全パートの対策を期待している人は購入しないでください。ただ、僕の経験や知っていることの全てを絞り出すように一生懸命書いたので、参考になることは必ずあると思います。
購入を検討している方は以下の「目次」に目を通していただくと参考になると思います。今回の記事は、英検1級対策としては避けては通れない「語彙」対策について、様々な角度からかなり詳しく、そして戦略的に説明しています。また、「長文」対策についても、文構造を正しく捉えるために必要な「英文解釈」の参考書や、「長文テーマに慣れる」ための参考書、その他リーディングにまつわる様々な話を盛り込みました。
では早速内容に入っていきましょう!
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