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Jリーグというものについての考察


私の趣味のひとつにJリーグ観戦というものがあります。


「サッカー」というよりは「Jリーグ」が好きなんです。

こう言うとよく
「Jリーグとかつまんないじゃん、海外サッカー見なよ」
って言われたりするのですが

JリーグはJリーグなりのおもしろさがあるんです!

むしろ私は、なんにも思い入れの無い海外サッカーの試合見ても見てもそんなに感動しないし

むしろ日本代表の試合もあんまり見ません(´ - ω - `)


贔屓のチームがどうやって葛藤してして、どうやって成長して行くかを見るのが好きなんです。



「試合」を見ているのではなく、「ドキュメンタリー」を見ている感覚です

サッカーに限らずスポーツは
筋書きの無いドラマ
なんですよね



予想だにしないことが起きて、そしてそれが自分のチーム、そして相手のチームで2つのストーリーが生まれるわけです!

J1では18個分の、J2では22個分のリアルドキュメンタリーが同時進行しているということです。

Netflixに「サンダーランドこそ我が人生」というプレミアのサンダーランドというチームのドキュメンタリーがあるのですが

正直全然おもしろいと思いませんでした。

なぜなら


私の好きなコンサドーレ札幌の方が
もっとドラマティックな軌跡を歩んでいるからです。(当社比)




「コンサドーレこそ我が人生」を撮った方が
絶対おもしろい映画になる
と私は思いました。






チーム創立24年ですが、地方チームゆえの資金難や経営力によりJ1J2を行ったり来たりするエレベーターチームと化していて

北海道には同じくプロスポーツとして野球チームもホームタウンとされているので、
学生の時はよくファイターズファンの友達に


「コンサドーレなんてJ2じゃん。めっちゃ弱いじゃん。知ってる選手1人も居ない🤣」


ってバカにされたり、


高校の時ありとあらゆる情報筋を使って調べた結果
同じ学年320人中コンサドーレの試合をよく見に行くという人は4人しかいませんでした🤤

J2の最下位になったこともありましたし、
J1昇格してもぶっちぎりの最下位でJ2に落ちることが3回ありました。

ぶっちぎり最下位でJ2降格決定して
1年で〇トリにスポンサー降りられた時の
悲しきユニフォームです


でもその中でも J1昇格したときの喜びは格別だし

ここ数年はコンサドーレ札幌歴史上初!3年以上連続J1にいる!という!快挙!


社長が元選手の野々村さんになってからは資金力も上がってきていて

元日本代表の小野伸二とか稲本とか
有名な選手を生で見れたりして

練習場では間近で選手を見ることができます!
コンサドーレの練習場は白い恋人の工場の隣にあります


コンサドーレに所属している選手が代表に選ばれたり、下部組織からの生え抜き選手がA代表に選ばれたり、ACL出場権1歩手前のJ1の4位までいったり

去年はコンサドーレ24年間の歴史上初!カップ戦で決勝までいって、初タイトルに王手をかけましたが


延長からのPK戦の末に2位(;_;)



このルヴァンカップはとても劇的な展開だったので

Jリーグ好きではないサッカー好きの方が観てもとてもおもしろい試合だったと思います。





5年連続ルヴァンカップ準優勝の川崎フロンターレと未だかつてタイトルの無いコンサドーレ札幌との決勝...

誰もが強豪チームのフロンターレの圧勝だと予想した。

コンサドーレは勢いだけだと。


しかし先制したのはコンサドーレ札幌、生え抜きの菅大輝でした

コンサドーレ初の優勝タイトルがまさかこんなに早く手に入るのか、と思ったのも束の間、前半終了間際にフロンターレに1点返され、後半にもフロンターレに追加点を与えてしまい

やっぱりなあ、コンサドーレにはまだ早かったか。


いい夢見せてもらったよ、と諦めかけた後半ロスタイム

最後のワンプレーのコーナーキック



札幌のスーパーキッカー福森からのボールをユース出身、深井がヘディングで決めて同点になり延長戦へと繋がったのです!

もうここで号泣ですよね!

諦めかけた優勝がまた見えるところまで来た…

そして延長戦 得点したのはコンサドーレ

タイのメッシと呼ばれているチャナティップが得たフリーキックを福森が直接叩き込みまさかの逆転返し...

このシーソーゲームは両チームのファンでなくとも熱くなれる展開でした。


この先の展開はもう見たくなくて

結局は浮き足立った隙をつかれて

フロンターレに追いつかれてしまい


PK戦の末、コンサドーレ6人目で相手キーパーにキャッチされ

試合終了



未だに多分、ハイライト見たら泣いてしまいますね

圧倒的な経験の差、資金力の差、そういうものがありながらよくこんなに良いゲームをしてくれたと思います。

こうやって筋書きの無いドラマが展開されていくので

私はJリーグが大好きです。



サッカーよくわかんなーいとか
海外サッカーの試合は見るの好きーとか

Jリーグに触れたことない人も
チームの軌跡を知ると楽しいかもしれませんね。




なぜこんなにも ひとつのチームに共鳴し、熱くなれるのか

それはきっと 自分は何も成せない人間だということがわかっているからです。

日常を生きていて 嬉しくて叫んだこととか

悔しくて泣いたこととか 多分そうそう無くて

何かの目標に向かって頑張ったこととかも無くて

きっとサッカーに限らずスポーツって、自分が成せないことを代わりにやってくれているから
応援できるし 熱くなれるんだろうなあって思います。



元々は親がコンサドーレ好きだった為
強制的に連れていかれていたサッカー観戦でした。

大人になると中々小っ恥ずかしくて
親と話すこともなくなっているのですが
唯一サッカーは事ある事に議論しあっています。

還暦近い自分の親ですが、未だにコンサドーレ設立当時からのサポーター友達と仲良く試合観戦に行っています。
選手を見て「〜くんかっこいい!」なんてはしゃいでいたり( ˊᵕˋ*)

アウェイでのスタジアム
千葉までこんなにコンサドーレサポーターが...!


以前スタジアムで席に座って
「相手チームの外国人選手でるのかなー?」っていう話を親としていたところ
前の席に座っていた小学生が振り返って
「その選手はケガしてて出ないみたいです!」
って教えてくれたり

老若男女問わずに同じ話題でコミュニケーションが取れることに感動しました。


老若男女、同じ気持ちを共有できるスポーツ観戦、素敵な趣味だと思いませんか?


末永く推しチームの好調が続きますように…



Jリーグ愛について語ってみました!
読んでくださった方ありがとうございます。



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