キレイゴトじゃないから尚更

すきま風が2人の間を通り過ぎて
近寄ってくる夜の冷たさに肌を差し出す

凍えさせて 紫になるまで 愛しさせて 初雪に降られて

キレイゴトじゃないから尚更
悔しいほど 好きでいてしまうから
会話のない夜道 街灯の光が映し出す 孤独さを
一緒にいても こんなに苦しい
虚しいけど 好きでいてしまうのよ
だから ありがとう そして さようなら
これが2人の最後の冬…

急な別れが街を飾り立てはじめてる
クリスマスカラーが徐々に広がってく彩り

涙は凍る 頰を紅く染めて 冷えた痛み 粉雪がいじめる

情けないぐらい夜の風に
吹かれて また冬を思い知るのね
あなたの背中越し 見慣れた夜景が孤独を増し 寒い胸
一緒にいても 果敢ない愛情
距離が離れ 好きに雪が積もるも
だけど ありがとう これで さようなら
春になれば 何もないこと…

ほら ヘッドライトを浴びて キレイに照らされる初雪
速度に飲み込まれていくように見えた
あなたが立ち去る現場に自ら残る私に ふっと ふっと
あたたかみのあるクリスマスソングが流れだす

キレイゴトじゃないから尚更
切ないほど 好きでいてしまうのは
意味のある涙と 街灯に照らされる笑顔の共鳴で
一緒にいても 冬が訪れる
優しいほど 見送ってしまうのは
とても 好きだから ほんと 好きだから
だから ありがとう そして さようなら
夜に月と雪が寄り添う…

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