トリッキー⚧

ごめん まだボクが居るから 君を救えないよね
冷え切った風に打たれて いつでも壁に寄りかかる

つなぐ時と時のあいだ 君は足を潰した
もう歩けないこと知った 未来を見据えた真夜中

あの月の手品を 私は感じられるかな?
タネも仕掛けもあれば救いようもあるけど
ないって… 浜辺で寝そべった

ごめん まだボクが生きてて 君は救われなくて
押して引く波の音色が 夜風を奏でるみたいで

砂に足を入れて埋もれ 君は喉を潰した
波に揺れる星に願い どん底もキレイに着てる

割れた貝が刺さる 昨日よりも生きてるから
毎日 終る零時の針が指し示すは
暗がり… 私が飲まれても

何事もなかったように いつも通り明日が始まる
服を脱いだら元の身体なんて あり得ない現実に帰る

あの月も消えてる 新月の佇まいなら
手品のようにタネも仕掛けもある身体を
さっさと… 海へと流させて

ごめん まだボクが居るから 君を救えないよね
増していく反抗心で ボクと一緒に海へと行く…

#作詞家 #歌詞 #オリジナル #詩 #音楽 #曲付けOK #トランスセクシャル #トランスジェンダー #性同一性障害 #性自認 #MtF #海 #入水自殺 #手品 #新月