いのち

そんなに要らないなら 私をどっかにやって
誰にも見られない樹海のなかで
あなたの好きなように 刺して 刺して 刺して
上手でしょ? 藁人形のように

その手に持った五寸釘で

私のいのちなら容易いでしょ
誰にも心配されないから
まるで逃げるように過去を棄てた
私なら探す人も探さないから
刺して 刺して 刺して
安心して 弄(もてあそ)んだ後に埋めて

ただの嫌いならいい 恨みは誰への当たり?
知らんぷり出来ないぐらいとしたら
私が微笑むから 刺して 刺して 刺して
得意でしょ? そのままでいいんだよ

あなたは言葉で教えてる

いのちの区別ならあなたの分野
後悔を八つ当たりに変えて
ようやく私を見つけたあなたは
器用に私に近付いて 掌(てのひら)で
刺して 刺して 刺して
嘲笑(わら)いながら あなたの過去を打消(うちけ)して

刺して 白くなるまで ちゃんと埋まってるから

私のいのちなら見せしめにして
真っ暗な樹海で遊ぼう
大丈夫 目的は知ってるけど
私はあなたに微笑んで 受け入れる
刺して 刺して 刺して
あなたにとって 人生の障害ならば
刺して 刺して 刺して
心配いらない ここは誰も入らない場所…

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