先に16パターン性格診断の心理機能の解説と精神モデルの解説をしてきたが、イマイチ納得感が無い。
16パターン性格診断やMBTIが用いる心理機能と精神モデルを"聖典"のように受け止めてその枠組みのもとで思考するという「思想や主義を理解・考察・研究するときのメソッド」を心理機能を取り上げたnote記事において使用してみた。その視座でのものの捉え方を没入することで把握するメソッドなので、没入モードから離脱してノーマルモードに戻ったとき「なるほど、こんな風に見えるのか」と実感をもって把握できるようになる。
確かに「それなりに説明がつく物語」がMBTIの心理機能と精神モデルから創り出すことができる。それによって事態に対する納得が得られて心の安静が得られる場合も少なくないだろう。
そうはいっても微妙な印象である。
「アイツは体育会系だから『ほにゃららである』。それゆえメンタルが強い」という物語で納得するのと大差無い気がする。言ってみれば、最近、バズった"危機感ニキ"ことジョージ氏の以下の言説とどっこいな気もする。
うーん、どうなんだろうなぁ。これとそんなに距離が無い気がする。
理論の理解と事例がある程度集まったせいで、分かった気になって飽き始めたから、そう感じているのだろうか。