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MBTI関連記事

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MBTIに関連した記事です。 MBTIというより、16パターン性格診断関連記事というべきかもしれませんが。 心理学に関係する記事もここに分類しています。
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記事一覧

MBTI:代替機能と各タイプの弱点

 この記事は以下の記事「MBTI:最悪期・回復期の心理機能とタイプ」の続編である。  前回の…

丸い三角
8日前
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ロジャース派の自己概念理論4:これまでの振り返り

 ロジャース派の自己概念理論をこれから詳細に見ていく。当シリーズ記事では「有機的価値付け…

丸い三角
7日前
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MBTI:ことわざや慣用句との類似

 MBTIや16パターン性格診断の各タイプと具体的人物との関係に関して、ことわざや慣用句と具体…

丸い三角
7日前
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MBTI:性格類型の把握のために過去に出会った人を思い出すこと

 MBTIあるいは16パターン性格診断で性格類型を具体的に把握しようとするとき、著名人の性格類…

丸い三角
6日前
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MBTI:映画『ワイルド・スピード』からみるES世界とEN世界

 映画『ワイルド・スピード』シリーズは、1・2作目と5作目以降では全く別の空気感が漂う(以降…

丸い三角
5日前
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MBTI:心理機能のはなし

 ユング(およびフロイト)の人間モデルが蒸気機関をイメージしていることについて、以前に以下…

丸い三角
3日前
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MBTI:「NeとSe」および「NiとSi」

 MBTIというよりも16パターン性格診断の話である。  さて、SとNの違いが関わる世界の違い、すなわち観念世界の住人か現実世界の住人の違いであることは、私はnote記事で幾度か論じてきた。本稿ではその区分けを前提として、8つの心理機能(※ただし本稿で扱うのは4つ)における小文字の「eとiとの違い」について述べたい。そして、「eやiが指す概念とは何か」の考察結果を一先ず報告しようと思う。 ■eとiの違い e:視点の空間移動は自由だが、時間移動は制約的である i:視点の時

ロジャース派の自己概念理論3:「重要な他者」の考察にあたっての注意事項

■注意1:ロジャース派心理学の「重要な他者」概念は一般的意味とは違う  ここで注意を促し…

丸い三角
2週間前
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MBTI:最悪期・回復期の心理機能とタイプ

 ロジャース派心理学についての文章を纏めるのに少し飽きてきた。そこで気分転換としてMBTI、…

丸い三角
2週間前
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ロジャース派の自己概念理論1:有機的価値付け

 ロジャース派の自己概念理論をこれから詳細に見ていく。本稿では「有機的価値付け」から「自…

丸い三角
2週間前
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ロジャース派の自己概念理論2:乳幼児の場合の「重要な他者」

 ロジャース派の自己概念理論に出てくる概念を詳細に見ていく。当シリーズ記事では「有機的価…

丸い三角
2週間前
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ロジャース派の自己概念理論の概要

■ロジャーズ派の精神構造の理論の事情  ロジャース派の精神構造の理論は「自己概念理論」で…

丸い三角
2週間前
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外向性・内向性とは何か(3);フロイト派心理療法からみる「外向性-内向性」の外・内が…

 ユングのタイプ論に登場する「外向性-内向性」とMBTI(というよりも通俗的な16パターン性格診…

丸い三角
3週間前
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MBTI:外向性・内向性とは何か(4)―—ロジャースの自己概念理論を巡る状況―—

■はじめに  MBTIあるいは16パターン性格診断の「外向性・内向性」がユングのタイプ論のそれとは異なると感じられた。そこで日本のユング心理学者の泰斗であった河合隼雄の論文を参照し、ユング心理学における外向性の「外」あるいは内向性の「内」とは何を指しているのか確認しようとした。すなわち、行動療法・フロイト派心理療法・ロジャース派心理療法・ユング派心理療法のアプローチ対象および治療の目的を理解することで、それぞれに対する河合の「外的/内的」の判断の着目する部分を知り、ユング心