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暑さに対して楽に過ごすために

5月も後半となりましたが、今週末はまたぐんと気温が上がるそうです。
そこで、ここ数年よく聞くようになった「暑熱順化」のお話をしたいと思います。

昨年2023年の北半球は、なんと過去2000年間で最も暑い夏だった―という研究発表のニュースがありましたが、最近の夏場の暑さは本当に深刻ですよね。とくに日本の夏はジメジメと湿度も高く、夏バテや熱中症になる人も多いです。
厳しい暑さを乗り切るには、この時期から「暑熱順化」、つまり体を暑さに慣らしていくことが大事です。

人間の体は、徐々に暑さや寒さに慣れさせることで、暑い環境や寒い環境に耐えることができるようになっています。

暑さに身体を慣れさせる「暑熱順化」のポイントは、汗をしっかりかけるようになること。汗の重要な役割の一つは体温調整です。汗が蒸発するときに熱が奪われ、体温を下げる(一定に保つ)ことができるのです。
体が暑さに慣れてくると、比較的低い体温でも汗をかくようになり、汗の量も増えます。また、汗が出てしまう前に塩分が血液中によく再吸収されるようになるので、脱水になりにくくなります。

暑熱順化するためには「やや暑い環境」で、「ややキツいと感じる」運動を1日30分、週に3~5日ほど行うと良いと言われています。ウォーキングやジョギング、サイクリング、筋トレやストレッチ、お風呂にはいるなども良いようです。
暑熱順化には、個人差がありますが、数日~2週間ほどかかります。

余裕をもって継続して、暑さに対して楽に過ごせるよう、いまから備えていきましょう。

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