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鈴木保奈美さん

私は中学生の頃に
東京ラブストーリーの鈴木保奈美さんに憧れて
お年玉で紺ブレ、サックスブルーのニット、
チノパン、ローファーの
〝赤名リカ コーデ一式“を年玉で購入。
高校に入り、さらに近づきたくて
髪も肩下ぐらいの同じ長さにカット。
男顔&色黒のために、仕上がりは
どちらかというと三上くん(江口洋介さん)。

そんな憧れの人に、約30年の時を経て
インタビューする機会に恵まれた。
なんと、2回も。
1回目のインタビュー後に
インスタで「また取材するチャンスが掴めるよう、頑張ります」と
呟いたら、叶った。

添付のVERYの記事は2回目のインタビュー。
タイトルは
「完璧な母親も子どももパートナーもいない」
育児に専念した専業主婦時代を振り返ってのお話。
私も10年間専業主婦をしていたので
保奈美さんの最近のご活躍の様子は
とても励みになる。

3人の娘さんを育てる中で、同じ学校やお稽古事に通わせていたことを
”母親の都合を優先させていただけで
 本人たちの個性に合っていなかったのでは”と
長いこと気にされていたという保奈美さん。
成人された娘さんからは
「何をやっても結局は本人の得手不得手だから。
お母さんがどうしたかとか、そんなに関係ないと思うよ」
と言われたそう。

「親が与えたものがきっかけになることもあるけど、そうでないこともある。
 子どもをすべてコントロールできるなんて思い上がりだったと
 改めて気付かされました」

親の都合で、子どものやりたい気持ちに寄り添えなかったり
「こうしてあげていれば」と考えることは、子育てにおいては多々ある。
小さい頃から目標に向かって親子二人三脚で頑張って
音楽や舞台の世界でデビューが決まったなんていう子が間近にいたりすると
そういう人生もあったのかな、と思わないわけでもない。
でも、合わない環境だからこそ自分が好きなものに気づくとか、
きっかけを与えられなかったからこそ自主的に見つけた
コミュニティから新しい扉が開けるとか。
自分に置き換えると、親にはとても感謝しているけれど
親がしてくれたことが今のすべてではなく。
私の心配も、思い上がっていただけなのかもしれない。
保奈美さんの話を聞きながら、心がふっと軽くなった。

言葉に潔さがあって
とにかく、かっこいい保奈美さん。
私の原稿をも尊重してくださる
その人間力に、さらに憧れは強くなった。
3回目が実現するように、頑張ろう。

ちょっと前の記事となりますが
読んでいただけたら嬉しいです。
完璧なんて、ない。
SNSのパーフェクトに見える世界も
〝きっと奇跡の1枚よ”と
笑顔で肩をポンとされたような気持ちになってもらえたら。


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