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絆創膏を貼る正しい理由

#感じたことをメモしただけの記事

気が付いたら手に傷が出来ていて、そこから血が出ていた。
放っておいても治りそうな傷だ。
でも、どこかに血が付いたら嫌だから絆創膏を貼った。
絆創膏を貼ると傷はすぐには乾かない。
だから傷の完治は遅くなるだろう。

誰かが深く傷ついたとき、放っておくべきか手助けすべきか。
彼が自力で立ち直れる傷なら、手助けは害になる。
でも自力で立ち直れない傷なら、誰かの手助けが必要だ。
考えるべきなのは「彼の治癒能力」と「傷の深さ」。
でも、私たちはこの2つ以外で判断することがある。
私が「血が付くこと」を嫌って絆創膏を貼ったのは、
「傷ついた手」以外が汚れるのが嫌だから。
「治癒能力」「傷の深さ」と無関係の「汚れないか」で
絆創膏という手助けをしたわけだ。

誰かが深く傷ついたとき、
場の空気が悪くなったり、
重要な雰囲気が「白けてしまう」かもしれない。
傷ついた彼とは別のだれかへの配慮。
それは絶対に必要なものだろう。
でもそれを理由に彼を手助けしても、
彼は余計深く傷つくかもしれない。

血が付くと嫌だから、という理由で安易に絆創膏を貼ってはいけない

これは、とても大事なことなのかもしれない。
そんなことを考えながら、私は一度貼った絆創膏を剥がした。

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