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解離性同一性障害にいたるまで~3

結婚してみてわかった旦那の本性

20歳という若さで、半ば勢いもあって結婚をきめた私。
Aさんは付き合って間もない頃から私の男友達との交友にはわりと口うるさくて、いわゆる「独占欲強め」タイプでした。
それはそれで、大切にしてもらっているということだと当時の私は考えたので、結婚してからすぐに「携帯に入っている連絡先の男のデータは全消去して」という旦那の要望に、「え?なんで?べつにいいけどさぁ(相手が用事あればかかってくるのに意味わからんw)」とポチっと消去。
旦那は飲食店勤務だったので午前中は家にいて、昼から出社、帰宅はたいてい早くて深夜2時、遅いときは朝方5時過ぎというようなルーティンでした。

結婚してまもなく、妊娠した私は24wに入った頃でアルバイトもいったん辞めて完全なる「専業主婦」になったのだけど。これがまたヒマでヒマで、、
当時は健康そのものだったし体力も気力も有り余っていたので、時間を見つけては友達と会ったり、夜旦那がいない時間はひたすらレンタルしたDVDを観たり、私なりに「はじめてのマタニティライフ」というものをのんびりと楽しんでいました。

そんなある日の深夜。
お腹の子がズンズンと腹の中で成長してくるとトイレが近くなりがちで、夜に数回トイレに起きることが増えたんだけど、その日はちょうど旦那が帰宅して入浴していたタイミングだったので、お手洗いを済ませて、そろそろ出た頃かな?って
「おかえり~」と脱衣所をそっと開けた、その瞬間。
旦那が何かをサッと、後ろ手に隠したのを見逃しませんでした。明らかに顔が動揺しているし、私も「え?何なん?」とちょっとパニックになりかけながらもあくまで冷静に「テメェおい。今後ろに隠したやつ何なん??早よ出しーや」ってキレたのね。

まさかの性癖発覚事件。「歪んだ愛情」ってやつ?

そうして、パンイチ姿のしょぼくれた旦那が渋々手にしていたモノを差し出します。
それはまさかの、バスケットに入れていた、私の脱衣後の下着(パンティ)でした。どうやらくんくん匂っていたらしい!!
いや、マジなんも笑えんし。初めて旦那にリアルにドン引き。
100歩譲ってそういう性癖があったとして、結婚前に知ってたらちょっと結婚には踏み切らなかったかもしれん。それくらい、その日の私にはショッキングな旦那の一面を垣間見た瞬間でした。
その日はとりあえず、済んだことはもう仕方ないから「今回は見なかったことにする。けどな、今後同じこと2度とsakuraの前でせんといてや!!ぶち切れるで。」と釘は刺してひとまずは忘れよう、と終了。

ところがどっこい、旦那さんは天邪鬼なのか単なるおバカさんなのか知らんけどそれ以降、彼はこれ見よがしに私の視界に入るところでわざとそういう行為を頻繁に繰り返し行うことになり。そのたびにちょっとしたケンカになるよね、、
コレは私に対する嫌がらせなんか?妊娠中の女性って性欲なくなったりするやんか。できんからって男としてはそういう欲求が抑えられないことも理解はするけど・・いくらなんでも人が嫌だと言っていることをわざわざする。その神経がまったく理解できず、、
それ以降、旦那の歪んだ独占欲は次々と露呈していくのでした。

人の携帯、勝手に見るやつ。

まず手始めにわかったのは旦那が深夜に帰宅して(当然いつもは私は寝ている)ガサゴソと部屋で何かをしてるなぁと、薄目を開けたら私の携帯をがっつり見ていたのです。ありえんやろ。
で、勝手に見ておいて(主に友達とのメールのやりとり)について翌朝になるとあれこれ聞かれるの。

あのさ、女って生き物はちょっとした愚痴とかそういうのって吐き出したらスッキリする生き物なのですよ。
でも、それを旦那はさも「自分に不満があるんか。誰の稼ぎで生活できとると思ってんねん」ばりに偉そうなことを言ってくるのね。

そんなことが週に何度かあったので、そのうち私も狸寝入りをしながら、旦那が携帯だけじゃなく、私の財布とか化粧ポーチとか、アクセサリーケース、クローゼットの中。あらゆるプライバシーに関わる部分をを勝手に触られているのを、とりあえず知らん顔して過ごしてきました。
別に人の携帯みるのは勝手だけど、財布とか微妙に、自分ルールみたいな入れ方してるから触られたら大体分かるんよね、、
そもそも夫婦といえどもプライバシーってものはあるやんな??
私は旦那の携帯には、一切興味もなく一度も見たことがありません。
私が地元の親友たちとやりとりしたり、彼女たちの休みにたまに会ったり、日々の行動は逐一「明日は誰とドコへ行って、何時には帰ってくるね」といつも報告は欠かさなかったしそれを厳守してました。
だからそれらについて文句言われる筋合いはないし、別に私はほかの男と遊んだり無駄遣いしたりとか悪いことは何もしてないし、友達とのメールもただのちょっとした愚痴じゃん。そういうの吐き出せるのってやっぱり同性の親友たちなわけで、私は私でメンタル保つためにやっててんねんから、正直ほっといて欲しかった。
と、事あるごとに旦那から「あれ何?ネックレスあったみたいだけど誰かにもらったの?昔の男?」とか聞かれるたびに(全然違う、実家から持ってきたただの荷物)半ば開き直りつつ、そんな些細な言い合いが時々起こるようになりました。

こういうタイプの男って一定数いるんだな~っていうのは、今でこそ理解しているけど、当時のわたしはまもなく21歳を迎える小娘。まだまだ世間知らずの無知でした。

後から聞いた旦那の元嫁の話。

私は結婚前には、彼の最初の離婚の理由はさらっと聞いただけで、あんまり詳細は気にしていませんでした。
で、ある日ちゃんと聞いてみようと腹をくくって、訊いたのね。
あくまで旦那目線での事だと理解はしているのでそれが全て真実だとはハナから思っていないのだけど
彼いわく、元嫁は水商売をしていた、3,4歳年上の女性だったらしくて。金遣いが荒く自分にだまって義母から借金をしていたのだとか。
で、決定打になったのはオトコ絡みで、結局いわゆる不倫?浮気をされたらしくある日嫁が家に帰って来なくなったと。
そこまでは私も「ふむふむ」と聞いていたんだけどそのあとの旦那のひと言。
「でさぁ、俺現場へ行ったんだよね、相手の男ん家。」
は?・・・なかなかヤベェ奴じゃん、お前ストーカーかよ。笑
で、皆様お察しの通りその後はすったもんだあって結局2年ほどで離婚したとのこと。まあよく聞くっちゃあ聞く話だよね。

何となく納得。

ここまでの流れで旦那の知られざる本性、みたいな部分は垣間見えてきてますね。
それでも、大概の事は目を瞑ってきたつもりでした。結婚生活なんて、所詮「忍耐」である。と私は思います。笑

ついにお産の日!!

そうこうしているうちにあっという間に臨月を迎え、予定日の2週間前頃から前駆陣痛があったり、お産の準備はもう万全。
で、初めての出産についてはちょっと割愛するけれど、私は陣痛自体がどうもそれ程強くなかったらしく、入院してから12時間以上、分娩台には上がれませんでした。笑
で、ようやく分娩台に上がって「よっしゃ!!やっといきめる~♡」って3回目くらいでスポーン!!と無事に元気な長女が誕生しまして。
2605gの小さくて小さくて髪はフサフサやし、めちゃんこ可愛い天使そのもの。時間は長かったけれど、結果めっちゃ安産でした♡
そういえば夕方からは旦那は付き添ってくれていて、立ち会い出産する予定だったのだけど生憎いざ分娩室へ、、のタイミングで私の他に2人の妊婦さんがほぼ同時に子宮口全開。まあまあな
カオス。さすが満月の満潮時刻やな。笑
ということで、残念ながら旦那はほぼ立ち合えず赤子が泣いてからすぐ分娩室からは追い出されたそうです。
一方の私、お産後の処置が終わって脚ガックガクやのになんと「ごめんsakuraちゃん、次の妊婦さんもう来ちゃうから急いで頑張って自力でストレッチャーに乗って!!」と。いや無理ゲー過ぎやん!!笑
緊張感からの解放と安堵の気持ちで(ちなみに初産の場合は、産後はさほど痛くないのがデフォルト)疲れ果てて深夜のベットで朝方まで爆睡~!
※出産経験のある方はご存知だと思いますが、お産直後のあの体勢からすぐさまストレッチャーに乗ってくれって、なかなかのドS助産師やでw

という事で、無事に長女を出産し、そこからは初めての育児に奔走しながらも しばらくは平穏な日々が続きました。

次回は、次女の出産後の私の就職と、離婚に至るまでについて綴ってみたいと思います。
最後まで読んで下さってありがとう。
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sakura