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今日も我が家はカブの話で盛り上がる

夫は最近、株にハマっている。

私が数年前、NISAを勧めた時は
「元手が確保できない投資なんて…」と
全く聞く耳を持たなかった。

なので、新NISA開始に合わせて
証券口座を開設したという話には少し驚いたし
その後個別株にも手を広げ始めたのには
もっと驚いた。

でも、そういえば私も
投資を始めたばかりの頃は
とにかく早く結果が欲しくて
半ばギャンブル的に
デイトレードをしていた時期があったっけ。

夫もどうやらそういうフェーズらしい。

ただ、当時の私はまだ資金の乏しい大学生で
単元未満の株やFXをちまちま動かして
それで十分楽しかったけれど
良い大人が同じ楽しみを覚えると
動かすお金のケタが変わるんだなっていうのは
ちょっと面白い。

夕食を囲みながらそんな話をしていると
息子のむー(もうすぐ3歳)が会話に入ってきた。

「なに?かぶのはなし?」

このなに?というのは正確には
「何の話をしているの?ぼくもまぜて!」
という意味である。

最近、息子は自分が分からない話をされると
よくこうして割り込んでくる。
仲間外れな感じがつまらないのだろう。
私はすかさずこう言う。

「パパが、かぶ買ったんだって。
むーもこの間、保育園のお散歩で
八百屋さんに行ったでしょ?
やさい、買ったよね。」

すると
息子の顔がパッと明るくなる。

自分の話になった!という喜びと
「かぶのはなし」が自分の予想していた
野菜のかぶで合っていた!という喜び
どちらも読み取れる表情だ。

「そう!にんじん買った!」
「すごいねえ。お昼ご飯で食べたの?」

そこからはもう彼の独壇場である。

「うん、むー、ぴっかりんしたよ」
※ぴっかりんする…残さず食べてお皿をピカピカにすること

「やるじゃん〜!
じゃあこれも食べちゃいな?」

そう言って私は白菜のみそ汁を指差すが
そこは明確に拒否される。

「保育園のおやさいはおいしいけど
おうちのおやさいはまずい。」

まさかのカウンターパンチ。

裏表のないまっすぐな発言なだけに
それは深く私の心に突き刺さるのだった。

料理、頑張ろう…


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