見出し画像

マフラーを、また編み始めた日。

つい最近、「編み物には、癒し効果がある」ということを知りました。
「ニットセラピー」と呼ばれているんだとか。

「セラピー」というくらいだから、どんな効果があるのか調べてみたら、こんな記事を発見。

アメリカ合衆国のケーブルテレビCNNによると、「編み物」は「自然の抗うつ薬」という名前をつけられ、脳内から「楽しみ、至福感、幸福感」などを感じさせてくれる神経伝達物質ドーパミンが増えると報告されています。

Knittingbird ニット専門のウェブマガジンより

そのほか、こんな記事も。

シャロン・ストーンからジュリア・ロバーツ、スカーレット・ヨハンソン、カーラ・デルヴィーニュ、ユマ・サーマンまで、すべてのスターは、撮影中のストレス解消に長けた編み物になりました。

フランスのジャーナリスト「イネス・ペイレット」のブログより翻訳引用

Google翻訳のまま引用してます。
要は「編み物は、名だたるスターたちのストレス解消に大きく役立った」ってことですね。ほー。


5年前くらいに、ふと「マフラーを編んでみよう!」と思い立ったことがあって。100均で棒針とオフホワイトの毛糸玉を10個買って、毛糸メーカーのサイトの動画を見ながら、何とか完成させたことがあります。

最初は、棒針の使い方がホント下手で、目を落として穴をあけたり、編み方を間違えて網目がおかしくなったりして、何度ほどいてやり直したことか。

でも、何度失敗してもゼンゼンイヤにならなかったんですよね、なぜか。
「あー、またやっちゃった・・・(泣)」ってなりながらも、やめなかった。

そんなことを繰り返しながらも、毎日続けていくと、少しずつうまくなっていくのが実感できるんですよ。カタチが目に見えて変わっていきますから。

デコボコだった網目がだんだん揃ってきて、編むスピードも速くなってきて、2~3センチだった長さが、5センチ、10センチ、20センチ・・・と、マフラーらしいカタチに近づいていく。


うれしい。



この頃になると、1段編み終わるごとにニヤニヤしちゃって。うふ。


そして、2週間後、晴れて完成!
売り物と同じウールのマフラーでも、自分で編んだモノは温かさがゼンゼンちがう!!いまでも、毛玉もできずバリバリ現役、温かさも出来上がったときのまま、あったかーい。


いま思い返してみると、編んでる時間って「無」になれてた気がする。何にも考えない。というか、浮かんでこない。ひたすら手元のひと目に全集中!ひと目ゴム編みの型!!
↓↓こんなカンジで編んでいきます↓↓


その頃のわたしは、仕事から帰ってきたらバタンキューだったのに、それでも自然と手が伸びて、毎日編んでました。いや、編みたかったんです。


そうまでして編んでたってことは、「セラピー=癒し」だったんでしょうね。編める喜びを感じてたんだと思う。完成したマフラーを首に巻いて鏡で見たとき、「楽しかったーっ!また編みたい!」っていう、満たされた気持ちでいっぱいになったから。


この楽しさ=幸福感は、やってみないとゼッタイわからないと思う。友だちに勧めたら「ひと目ひと目編んでいくなんて、わたしにはゼッタイ無理!」と、一蹴されてしまった。

まー、確かに根を詰める作業なので、コツコツ時間をかけてやるのがニガテなひとには、逆にストレスになるでしょう。


というわけで、「編み物は癒し」なのです。そして、引用元のKnittingbirdにあるように「瞑想」とほぼ同じ効果があるのです。

瞑想の効果には、
・幸福感がアップする
・集中力がつづく
・記憶力の向上 

などがあり、その中でも、わたしが一番驚いたのは、記憶に関わる「海馬」をはじめ、脳の容積が増えるってこと。マジで?!瞑想スゲー!!


一般的な目を閉じて行う瞑想をしている最中、「頭に雑念が浮かんで、集中できない!」という方って、多いのではないでしょうか。そんなアナタにはぜひ「ニットセラピー」を試してほしい。ひと目ひと目編むごとに、ココロがクリアになって、文字通り「無心」なれるから。


わたしも、5年ぶりにまたマフラーを編みはじめました。
このひと目に全集中!
やっぱりいいわぁ、編み物って。


って、「鬼滅の刃」
読んだことないんだけどね。あははー。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?