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初めての受験に臨む長女が言ったおどろきのひとこと

中学受験にチャレンジ中の長女と次女(双子)。

本命の学校は2月初旬ですが、練習も兼ねて1月の受験にもチャレンジ中。
埼玉の学校は1月に受験が行われます。

前日の夜、塾からもらった”当日の心構え”の資料を3人で読みました。

私「前日の夜は眠れないかもしれないけれど、大丈夫。静かな部屋で目をつぶっていると脳は休まるんだって。」
長女「わかった。もし寝れなかったらそうする。」
次女「私は寝れると思うから大丈夫。」

私「当日の朝、食欲がなかったら無理しなくてもいいって。ただ、お腹が空っぽなのはあんまり良くないから、できたらチョコみたいなものを口に入れるのがおすすめだって。」
長女「わかった。もし食べれなかったらそうする。」
次女「私は食べれると思うけど、寝坊して食べる時間がなかったらパンとお菓子をカバンに入れる。」

私「……緊張ぐあい、どんなもん?」
長女「バクバク状態が100としたら、48くらい。」
私「ふむ」
次女「バクバク状態が100なら………8くらい?」
私「全然しとらんな」

心配性の長女とおおらかな次女。はじめての受験に臨む気持ちはそれぞれです。


当日の朝、一番に起きた長女が私と次女を起こしてくれ、いつも通りの朝ごはんを食べます。メニューを名付けるとしたら「炊きたてごはん ひじきの煮物のせ 〜飲むヨーグルトとともに〜」。

まだ薄暗い早朝に家を出ます。電車内はそれなりに混んでいましたが、無事に座れてうつらうつら。

8時前に受験校のある駅につきました。駅はこれから都内に向かう通勤客でごった返しています。そして改札を出て、学校の方へ。

線路脇の道を我が家以外にもたくさんの親子が歩いています。きっとほぼ全員が受験生。ああ、ついに受験なんだと実感します。

長女「ママさん、コンビニがあったら寄りたいんだけど、時間ある?」

えっ、と驚く私。体調不良なのか、それとも何か忘れ物があったのか。

私「時間はあるよ。どうしたの?なんかあった?」
長女「長い時間電車に乗ってたじゃない?ずーっと揺れてたから……なんかお腹が減っちゃって……。」

へ?

長女「たぶん電車が揺れてたから胃が刺激されて消化が進んじゃったんだと思うんだよね…お腹へったからコンビニで買ってなんか食べたい。」

思わず笑ってしまう私。朝からいつもどおりの量の白米を食べてたけどね!

私「いいよ、コンビニがあったら寄ろう。」

道すがらにあったセブンイレブンに寄り、ほかほかの肉まんをゲット。眼の前を通りすぎていく受験生親子を横目に長女が肉まんをほおばります。湯気がふわふわと立ちのぼり、キンと冷えた空気に溶けていくさまをぼんやり見ている私。もっと緊張するかと思ってたなぁ。

肉まんをたいらげた長女がひとこと。

長女「お腹の具合が7分目くらいになった!これでだいじょうぶ。」

肉まんを一個食べて7分目、ってだいぶ消化が進んでいたんだね。補給しておいてよかった。

受験校に着いてふたりを送り出します。
私「終わったらここらへんで待ち合わせね。」
長女「わかった。お腹空いてると思うから、この付近の美味しい店をしらべといて!」
次女「肉食べたいからよろしく」

ずんずん歩いていくふたりを見送る私。緊張するかな、とか、不安に感じるかな、とか、いろいろな心構えをしていたのですが、すべて杞憂でした。
成長したふたりを実感した朝でした。

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