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子育て中でも教員を続ける7つの方法


3月に同僚の教員が退職しました。

「長く続けられる仕事ではない」として。

私は約20年のキャリアの中で、何人もの同僚や同期が辞めていくのを見てきました。


そんな私も、長時間労働を余儀なくされるこの仕事に疑問をもっています。

子育て中や介護中の職員も含め、全ての「仕事を続けたい」と願う人が、細く長く仕事を続けられることを願っています(教職に限らず)。



今日は、特に子育て中の教員が仕事を辞めずに続ける方法に焦点をあて、考えていきます。


まずは私の背景から簡単にご説明します。


中学校教員として10年弱勤務したのちに、1人目の産休育休をいただきました。

この育休中に2人目を授かったため、そのまま産休育休を延長しました。

職場復帰後は、時短勤務を5年取得しました。その後フルタイム復帰しています。


このような背景から得た気づきを、以下に7点まとめます。



職場の福利厚生を調べ、取得可能な制度を知る。

例えば産休育休、育児短時間勤務(複数の勤務パターンがある場合もあります)、子の看護休暇、療養休暇などです。

それぞれ取得可能な期間などを職場の事務職の方に聞くなどして、詳細を調べます。

細く長く仕事を続けるために、取得可能なものは何か調べ、まずは情報を集めましょう。



家族とワンチームで子育て期を乗り切る。

夫、両親、義理の両親などと、産休育休中から職場復帰後の働き方について話をしたり、復帰後もこまめにコミュニケーションをとりながら、ワンチームとして子育て期を乗り切れるといいですね。

ちなみに、私は1人目の育休中に育児ノイローゼになりました。子育ては1人ではできないことを痛感しました。



時短家電を使い倒す。

食洗機、全自動洗濯機、調理家電(ヘルシオ・ホットクックなど)、ルンバなど。

これらのうち、ホットクック以外は我が家で活躍しています。

私でなくても家電でできるものは、家電に任せ、浮いた時間を家族と過ごしたり、自分の心と体を休める時間にしています。



社会的セーフティネットとなる公的私的機関を最大限利用する。

保育園、学童、ファミリーサポート制度(地域によって異なる?)など、我が家もこの3つには全てお世話になりました。

いざという時のために、病児保育にも登録していました。

セーフティネットを1つでも多く用意しておくと、いざという時に困らないかと思います。



仕事の効率化を徹底的に図る。

時短勤務をしていた時に、徹底的に仕事の効率化を図りました。

勤務時間の終わりが決まっているので、どうしてもそれまでに仕事を終えなければなりません。

どのようにしたら、仕事の質を落とさず(むしろ上げて)、かかる労力や時間を抑えられるか試行錯誤しました。

時短勤務の効率化については、またいつかnoteで深掘りしたいと思います。



権利を当たり前と思わず、周りへの感謝を忘れない。

長時間労働が難しいワーママ・ワーパパは(誰にとっても良くない長時間労働ですが)、ただでさえ同僚と関わる時間が限られるので、周りも自分も気持ち良く仕事ができるように、感謝を忘れずに仕事ができるといいですね。

(これを書きながら、自分に言い聞かせています…)




勤務時間が限られているからこそ、勤務中に最大限のパフォーマンスを。

⑤とリンクしますが、勤務時間が限られているからこそ、勤務中に仕事のパフォーマンスを上げられるよう意識します。

速く正確に、完成度の高いタスクを仕上げ、期待を上回る成果が出せると、たとえ勤務時間が長くなくとも、信頼を築けると信じて。




身近な同僚が「もうこれ以上、続けられない」と教職を続けたくても辞めてしまう人が、これ以上いないように…。


子育て中に限らず、全ての「働き続けたい」人を私は応援します

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