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Are you smarter than 4th-grade students in the NY state?

現在、アメリカのニューヨーク州ではステートテストという学力テストが行われている。州のテストだが、まぁ全国統一テストみたいなもんだとイメージしてもらうとわかりやすいかと思う。
このテストの結果により、学校が評価され、貰える予算も変わってくるので、毎回学校は気合が入っていて、ステートテストに関するメールが山のように来る。ここに過去問あるからね!とか、しっかり睡眠とってきてよ!とか内容は普通の事なのだが、しつこいくらいに何度もメールが来るので、学校にとって非常に大事なテストなんだなと理解している。小学校ではテスト前になると授業でもテスト対策をする、予算をかけて皆で一丸となって頑張るのだ。さすがに子供にそんな話はしていないと思うが、先生のやる気は子供にも伝わっているだろう、きっと。少なくとも私には伝わっている。

先日、息子が学校で練習として解いた過去問から一問。
(正確には、同じような問題を私が作成)
Are you smarter than 4th-grade students in the NY state?
※これはいつも我家がお世話になっている「クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?」からインスピレーションを受けた。というか真似した。ちなみに私は小学5年生より賢くはない。残念。

Q. There are three different sections to sit in a football park. The number of people who can sit in each section is described below.
*The red section seats 250 people
*The blue section seats 30 fewer people than the red section
*The yellow section seats 3times as many as the blue section
What is the total number of people who can sit in the football park?

このくらいのレベル感なのだ。アメリカの算数って日本より簡単だと言われているが、基本レベルでいくと本当にその通りだと思う。ただ、日本ももちろんそうだけど、アメリカの場合は出来る子と出来ない子の差が本当に激しく、出来る子は小学生にして高校生レベルの数学が出来る子もいれば、この基本レベルの算数でも難しくて出来ない子がいる。なので、簡単簡単!となめてかかって、中学で特進数学クラスに入ると痛い目をみることになる。(我家の経験談でもある)

ちなみに、これは噂レベルの話なので、ネタとして聞いてもらいたいのだが、学校はステートテストの結果に予算がかかっているため、数学が全くできない生徒(数学以外の教科も同じく)にはテストを受けないという選択肢もあるよ!と言ってくるらしい。(全ての子供にテストを受けない権利があり、親が学校に申し出ればテストを受けなくても良い)予算って大事ですからね。シビアな世界。

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