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地方転勤したバツイチ38歳のマッチングアプリ日記19

※今回は会ってないのですが、備忘録として※

某月某日

pairsでLさんという方とマッチした。
42歳、バツイチ、京都在住。職業は「経営者」となってるけど詳細は不明。写真は爽やかな好青年という感じ。

住んでいる場所が離れていてすぐには会えないので、「時間があったら電話しませんか?」と提案をいただく。
LINEを交換して、お互いの都合のつく時間に電話することに。

電話の声は優しそうで、いかにも京都!という感じのはんなり系。
ただ、ここでちょっとイヤな記憶に引っ張られる。
私の仲の良い友人が以前、Lさんと同じく京都生まれ京都育ちの男性と付き合っていたことがある。
やっぱりはんなりした優しい風貌と話し方で、私も何度か会ったときにはすごく良い人だなあと思っていた。
が、結局(詳細は省くけど色々あって)相当なサイコパスだったことが明らかになり、友人は心身ともにボロボロになってしまった。彼との別れを機に京都を離れ、いまも旅行ですら京都には足を踏み入れたくないらしい。
Lさんの声は、その彼を彷彿とさせるのだ。

なんかこう書くと京都人への偏見が激しいだけの女に思われると思うが、話し方だけじゃなく、サイコパス彼とLさん、どうにも共通する要素が多い。

・優等生気質。pairsのプロフィールがえらいこと長く、多趣味かつ多才であることがうかがえる。たぶん、何でも「やってみたらそれなりに能力を発揮できるタイプ」で、自分でもそのことに自信がある様子。
趣味のひとつに料理が挙げられていたので、それについて振ってみると
「全然プロみたいには作れないんやけど、料理は好きやなー。特に外出自粛で自炊を始めてから、ランチに1000円とか使うのアホらしいなって。だから土鍋でごはんだけ炊いて、おかずはその日のお昼の気分が朝には分からんから、お昼になってからお気に入りのお肉屋さんでコロッケを買ったりしてるねん」
とのこと。
…こだわりがすごい。
毎日のランチに平気で1000円以上使ってしまう私、ぐうの音も出ず。

・プライドが高い。京都生まれ京都育ち、大学も京都、というのがとにかくアイデンティティであるらしい。母校のスポーツ応援が趣味(と、プロフィールにも書いてある)。
ついでに大学や高校のヒエラルキーについて語るのも好き。私は東京の某私大卒なのだが、「◯◯大から見て◯◯大ってどうなん?ライバル?」「◯◯高校って東京だとどのへんのランク?」みたいな話題をやたらと振ってくる。

・神経質というか、相手の状況を妙に気にする。私は家で電話するときはスピーカーにして、話しながら他のことをすることが多い。そのときも、ごはんを食べ終えたタイミングだったので、食器を台所に運びながら話していた。
別にガチャガチャ音を立てたり水を出したりしたわけではなく、部屋を歩いていただけなのだが、「なんか賑やかやなぁ」と言われる(京都っぽ!←偏見)
「ああ、ごめんなさい食器を片付けてて。でも全然大丈夫ですよ」と伝え、そのまま作業を続けていたら(片付けをしたかったというより、なんか動き回りながらのほうが話しやすくて。そういうのないですか?)
「静かになってから掛け直すわ」
と言われた。
内心、え?と思ったがあとからまた掛け直すのも面倒なので、仕方なくソファに座って「もう座ったから大丈夫ですよ」と伝えた。
「ほんまや、静かになった」
と満足そうだった。

・離婚の原因をお互いに話したのだけど、Lさんの原因が、私からすると「それは…ちょっと奥さんが可哀想では…?」と思うものだった。
ただ、まあそれについては当事者しか分からないことだし、私には話せないこともたくさんあるだろうから別にいい。
気になったのは、離婚した元嫁のことをすごく悪しざまに言うというか、10:0で向こうが悪い、みたいなトーンだったこと。
これは私が個人的に確信していることだが、どんな離婚であってもどちらか一方だけが100%悪いということはまずないし、仮にそうだとしても、他人に「10:0で相手が悪い」とはっきり言えちゃう人はちょっとやばい。
友人のサイコパス彼もバツイチで、まったく同じスタンスだった。
もしこういう人と一緒になったら、将来同じように捨てられて同じように悪く言われるんだろうな、と思った。


というわけで言い知れぬ恐怖を感じたので、ハイスペックな方ではあったけどそっとブロック。
電話で話すって今までしたことなかったけど、お店の雰囲気とかに左右されず相手のことを知れて効率的かもしれない。


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