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「お金にシビア」と「ケチ」は全く違う

はじめに

お金の管理に関する態度は人それぞれですが、「お金にシビア」と「ケチ」はしばしば混同されがちです。しかし、これらは根本的に異なる概念です。この記事では、その違いと、お金に対する健全なアプローチについて考察します。


お金にシビアとはどういう意味か

「お金にシビア」とは、お金の管理を計画的に行い、無駄遣いを避けることを意味します。このアプローチでは、収入と支出を明確に把握し、賢くお金を使うことが重視されます。例えば、予算を立ててそれに基づいて生活する人は「お金にシビア」と言えるでしょう。ですから、お金の使い方について1円単位でも説明責任が出てくるといってもいいかもしれません。

ケチが生まれる理由

一方、「ケチ」とは、必要な支出でさえ惜しむ心理状態を指します。この態度は、お金を使うことへの過度な罪悪感や不安から生まれることが多いです。例えば、友人との食事を楽しむことよりも、少しでも節約を優先する場合、それは「ケチ」と見なされるかもしれません。また何かと理由をつけて「自分では払わない」という姿勢を貫くも「ケチ」と言えるかもしれません。

お金にシビアでケチである人は

一部の人々は、「お金にシビア」であると同時に「ケチ」であることもあります。これらの人々は、お金の管理に厳しい一方で、節約のためには時と場合をわきまえずに支出を抑える傾向があります。例えば、大切な人へのプレゼント選びにおいて、相手が喜ぶことよりも価格を重視し、場合によっては「高い」という理由で「常識」とはかけ離れた金銭感覚をもっている場合、そのバランスを見直す必要があるかもしれません。

お金にシビアでも使うときは使うの意味

真に「お金にシビア」な人は、必要なときには適切にお金を使います。これは、自己投資や将来のための貯蓄・投資に惜しみなくお金を使うことを意味します。これらの支出は、将来的に大きなリターンをもたらす可能性があるため、賢い選択と言えます。また「使うときは使う」という姿勢を持っている人は普段は「1円単位」でもこだわりがあるのに、大金を瞬間的に決済するという判断をすることもあります。

投資思考ができるかどうか

「お金にシビア」な人は、投資思考を持っています。つまり、現在の支出が将来どのように自分に戻ってくるかを考慮してお金を使います。例えば、健康のためにジムに通うことは、短期的には費用がかかりますが、長期的には健康維持による医療費の節約につながります。

まとめ

「お金にシビア」と「ケチ」は、お金に対する全く異なる態度です。お金にシビアであることは、計画的なお金の管理と賢い支出を意味し、健全な財務状態を維持するために重要です。一方で、ケチは過度な節約によって生活の質が低下する可能性があります。お金に対するバランスの取れたアプローチを心がけ、必要なときには投資思考で賢く支出することが、経済的な豊かさにつながると言えます。


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