読書経過「7つの習慣」(個性主義とは?)
7つの習慣を読み始めた。言わずと知れたベストセラーで、「漫画でわかる!7つの習慣」のような派生した商品も多く売られている。
10代後半から皮肉屋になってしまい、ベストセラーを読むなんて恥ずかしい!と思っていたのだが、30代になると同時に皮肉屋を畳むことにしたので、こういったベストセラーもちゃんと読んでいく・・・つもり。
読み始めてすぐ、ちょっとよく分からないことがあったので、調べたことと考えたことをnoteにまとめていく。
個性主義とは?個性を重視するのは良いことではないの?
7つの習慣では「個性主義」「人格主義」という言葉が登場する。恥ずかしながら、どちらも初めて目にした言葉だった(と思う)。
どちらも、ゴールは「成功」だ(と思う)。成功するために何が重要か説かれた書籍の内容を大きく分けると「個性主義」または「人格主義」に属する、ようだ。
この個性主義がよく分からない。
個性は探すべきで、伸ばして活かすのが良いと思ってきた。それが社会的成功に繋がるかは分からないが、満足度が高い人生を送れそうだ。小手先のスキルやテクニックを使わず、自分の強みを活かす。
・・・と、これが「個性主義」と呼ばれるものだと思っていたが、どうやら違いそうだ。
私の理解が不十分な可能性もあるので、本文を引用しよう。
えええ?「個性主義=小手先のテクニック+心構え」?それって・・・「個性」なの?個性を生かす・・・とは真逆じゃないか・・・?
分からないので英訳してみた
個性主義は「personality ethic」、人格主義は「character ethic」だそう。いやいや、受験英語ではどちらも「個性」「性格」というような意味で覚えましたが・・・?
分からなくなってきたが、どうやら、その僅かなニュアンスの違い=個性主義と人格主義の違い、なのかもしれない。
personalityは他人から見た性格、または、他人から見られることを前提にした性格で・・・characterは道徳的な、自分で自分をどう律するか・・・というようなニュアンスなのかしら・・・と。
ならば「7つの習慣」の話の流れともまあまあ一致しそうだ。
わたしの言葉で説明する「個性主義」vs「人格主義」
訳者には本当に申し訳ないが、7つの習慣を読み続けるために、わたしの言葉でpersonality ethicとcharacter ethicについて説明してみようと思う。(もしかしたら、「7つの署名」の、この先の本文で説明があるのかもしれないが、まだ読んでないので分からないのだ。)
personality ethicとは
成功するために必要な考え方。成功するために重要なのは、他人からの評価。他人からの評価を上げるため、個性を磨き、社会的イメージを上げ、態度・行動を改め、スキルやテクニックを学ぶ。
自分の価値は他人が決める。他人から見てわかる価値を上げるために努力すれば、効率良く評価が上がり、上り詰めることができる。
評価をする人間との関係も重要だ。同じパフォーマンスなら好感の高い人間の方が好まれる。ジメジメした喋り方よりも、明るくユーモアを交えてプレゼンした方が受け入れてもらいやすい。
自分という人間をいかに「演じるか」・・・。「装飾していくか」・・・。
ノウハウとして学ぶことができる。成功するために必要な要素ではあるが、全てではない。上澄みのテクニックだけ真似することになりうる。
character ethicとは
成功するために必要な考え方。誠意、謙虚、誠実、勇気、正義、忍耐、勤勉、質素、節制、黄金律など自分の内面にある人格的な部分を重視する。
他人からの評価を軸にどうあるべきかを考えるのではなく、自身の道徳な部分をもとにする。
自分という人間を装飾していくのではなく、自分自身はどうありたいか?を自問し続ける。
学ぶのではなく、定着させていく・・・自分の中で足りない部分があれば、ノウハウやスキル、テクニックを学ぶのではなく、意識して新しい習慣を繰り返すことで自分の身に纏っていく・・・
うーん・・・なんとなーく、説明できたと思う。自分的にはしっくりきた。ちょっと「人格主義」を持ち上げすぎたけど。個性主義は、他者がいて初めて存在するのかなと。
この解釈が正しいなら、7つの習慣を基にしたスキルやテクニックの本は全て、教えに反するんじゃないかなぁと思うけれど。どうなんでしょうね。
もう少し、読み進めてみよう。
うっかりしていて、図書館で予約しておいた本が5冊ほど届いてしまった。しばらく、完読はお預けになりそうだ。
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