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読書記録『デザイン家電は、なぜ「四角くて、モノトーン」なのか?』

プロダクトデザインなるものが気になり始め、手に取った1冊。図書館で借りた。

誰かのための本の要約でなく、あくまでも未来の私のための読書メモです。悪しからず。理由はこちらに・・・


内容

(前略)
本書は、そんな風に「デザインを理解したい」と思っている一般の人、なんとなく「デザイン」がいつも気になっている人を対象に、いつも身の回りにある「家電」や「家具」や「カメラ」といったプロダクトデザインの具体的な例を挙げながら、プロダクトデザインの基本的なルールと、どのようなデザイン潮流を経て現在があるのか、といった歴史的な変遷を追い、表題の「四角くて、モノトーン」が製品デザインの基本ルールである理由、そしてデザインがどこに向かっていくかを解き明かしていく読み物である。

一般に馴染みのある、家電やデジカメ、椅子や建物、照明といった製品を掲載するだけでなく、ブラウン、ソニー、アップル製品といったデザイン的にはエポックメイキングなを取り上げることで、現在のデザイン、そして未来のデザインの在り方についての方向性を探る。

製品を使う側の立場だけでなく、デザインをする側の立場からの「デザインのルール」も解説することで、単なる読み物に終わらない実践的な解説書としても読むことができる。

Amazon 本の内容紹介より

写真も豊富で、製品ごと、またはブランドごとのデザインの変遷を追うことができて満足。

デザインについて何も知らない(私のような)読者も想定されているためか、語句やデザイナーに関する注釈も多く、ありがたかった。

MEMO

家電のデザインにはルールがあるらしい。それは家電としての役割に基づいたルールもあるし、悪しき歴史から離れるためでもある。

「面白い!」と感じられる家電は「ルールにド直球!」か「ルールの範囲内で変化球がうまく決まっている」のどちらか。使いやすさも含む。

変化球では主に、色や素材、形を変える。

原型とストライクゾーンは、椅子や照明から学べる。

自然界に存在する形を模倣することもあれば、ヒトが持つその家電の機能に対するイメージを形にすることもある。

「メンフィス」:ポストモダンのエポックメーカー。イタリアのデザイン集団。1980年代〜
(エポックメイキングとは、その出現の以前と以後とで社会的に大きな違いが生ずるような有意義なこと。コトバンクより)

権威主義的な時代様式を排除した建物とは・・・四角くてモノトーン+鉄・ガラス・コンクリートなどの最先端素材(=インターナショナルスタイル)

今後

家電のデザインを見て「何これ!面白い!」と思ったら、その理由とともに記録しておきたい。

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