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サロン経営にMBAの学びは必要か?

みなさん、こんにちは。サロン経営において、MBA(経営学修士)の価値はどの程度あるのでしょうか?今日は、私が慶應義塾大学でのMBAコースを経験したことを踏まえ、この疑問に答えていきます。特にサロン業界のトップ経営者から頻繁に寄せられる質問、「MBAはサロン経営にどう役立つのか?」に焦点を当てます。


MBAとは何か?

MBAは経営学修士(Master of Business Administration)の略で、経営の理論と実践を学ぶプログラムです。このプログラムでは、リーダーシップ、戦略的思考、財務管理など、ビジネスのあらゆる側面がカバーされます。

私のMBA経験

私は慶應義塾大学のエグゼクティブMBAコースに2年間在籍し、学費700万円以上を投じ、合計2000時間以上の時間をかけて経営を学びました。

『2000時間の価値』
公認会計士・司法試験・医師を取得した河野玄斗氏曰く、会計士や司法試験に費やした時間は2000時間ほどと言います。
https://toyokeizai.net/articles/-/667493?page=2
もちろん、地頭や勉強の質によって結果は左右されますが、2000時間を経営の勉強に費やすと言うことはそのくらい価値のある勉強になるわけです。この経験から、サロン経営におけるMBAの三つの大きなメリットを感じています。

MBAがサロン経営者にもたらすメリット

  1. 即時の実践可能性 MBAの仲間たちの8割は大企業に所属する人たちでした。彼らは、自分の会社に戻ってMBAの学びを生かそうにも、自分たちの担当する部署や領域でしか実践することができません。しかし、私たちサロン経営者は様々な業務領域をカバーしており、学んだ内容を直ちに実践に移すことができます。

  2. 広範な人脈 MBAコースでは多様な業界のプロフェッショナルと接点を持つことができます。これにより、新しいアイデアやビジネス機会が拡がり、サロンの経営戦略に革新的なアプローチをもたらすことが可能です。

  3. 継続的な学び 様々な業界からの洞察を得ることができ、これがサロン業界に新しい視点をもたらします。絶えず変化する市場環境に対応するためには、他業界の動向を理解し、それを自業に応用することが重要です。

MBAのデメリット

  1. 高い入学難易度と準備 トップビジネススクールへの入学は激しい競争を必要とします。準備として、MBA専門の学習塾に通い、深い知識と出願準備が必要です。さらに、専門学校卒ですとエントリーできる学校がかなり限られており、まずは大学に編入するのが先決になります。その場合はさらに2〜3年ほど学びの時間が必要になります。

  2. コストと時間 MBAは時間と費用の両方がかかります。特に、ビジネスと家庭のバランスを保ちながら学ぶことは大きな労力を要します。私は、1人目&2人目の子供が生まれるタイミングと重なり、かつ事業の成長しているタイミングに並行して学業にも邁進する必要がありました。家族や従業員への理解はもちろん、仕組みや環境づくりに投資して学業に注力できるようにする必要があります。

  3. 広範囲な関心が必要 MBAに通ってまず感じたのは、自分の視野の狭さです。なぜなら、MBA人脈は様々な領域から多様な職種や役職から成り立っており、人脈を生かすには他業界や市場動向への関心や知見が大切になっていきます。この知見を得るには、まずは日経の定期購読+Yahoo!ニュース&NewsPicks等での知識習得がオススメです。

まとめ

以上が、私はサロン経営者におけるMBAのメリットやデメリットをまとめました。良かったら参考にしてみてください。

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