2024.GW福井〜滋賀旅行記

GW後半、相変わらず予定の立てられない我々はギリギリに滋賀のペンションと福井の適当なビジネスホテルを予約、2泊3日の旅が始まった。

①大垣でバッテリーあがり
朝食を食べて鯖江へ向かう道中、トイレ休憩に立ち寄ったスーパーの駐車場でバッテリーあがり。最悪のスタートである。保険屋に連絡をするもGW中ということもあり中々対応してもらえず。駐車場から徒歩5分圏内にホームセンターがあったため、自分でバッテリー交換しようか真剣に迷う。も、結局ロードサービスに来てもらってエンジン始動。ありがとう爽やかな青年。ここで約2時間のロス。

②鯖江
バッテリー交換はしてもらえなかったので鯖江のオートバックスへ。工賃込みで2万5千円。もう高いも安いも言ってられない状況なので依頼。バッテリー交換してもらってる間に偶然見つけたカレー屋「Golden Cup」へ。安くてたっぷり食べれて満足。接客するバイト君の接客が輩みたいだったけど美味しかったしマスターらしき人も親切だったのでヨシ。

その後近くの「サバエオプトアウトレット」へ。コンテナ型の店舗に人が寿司詰め。パッと見で見る気を無くすも一応入店、ざっと見て退店。確かに安いけどここで視力検査もフィッティングもしてほしくはない。多少値が張っても落ち着いて品定めをして、長く愛すことの出来る眼鏡が欲しい。
次に「Boston Club」へ。「NORT」のフレームが見たくて直営店へ。お店はお洒落ではあるけど入りづらいこともなく気兼ねなく試着が出来た。NORTのフレームは軽い。サングラスに出来たらとは思ったけど絶対にこのメガネが欲しいとまでは思えなかったので退店。
続いて「Lens Park」へ。レンズメーカーが手がけるレンズミュージアムとカフェが一体になったお店。フレームも売ってる。本当はここでサングラスを作りたいと思っていたのだけれど店員さんの押しの強さに面倒くさくなって退店。私たちに合わなかっただけでいい人だとは思う。
その後「メガネミュージアム」。メガネメガネと来て最後もメガネ。ここに向かう道中「鯖江は観光地じゃないのかも」という想いがよぎる。眼鏡職人が沢山いて、眼鏡に関わる会社がある、そこに目をつけた行政が無理やり観光地に仕立て上げようとしてうっすら滑ってる。眼鏡一本で観光地化するにはしんどい。だからメガネミュージアムにも期待せずに向かった。期待しなくて良かった。ミュージアムでは手作業で眼鏡を作る工程が学べたし、眼鏡の歴史も興味深かった。ショップでは地元で作られた眼鏡が買える。でももうここには来ない。人混みの中で検眼してまで眼鏡は買いたくない。鯖江で作られた眼鏡を、他の街で買おう。落ち着いた眼鏡屋で長く愛せる眼鏡を買おう。静かに決意をする。
「SAVA!STORE」へ。鯖江らしからぬセレクトショップ。妻はここでアセテートで出来たイヤーカフを購入。妻がどんどんお洒落になっていく中、私はずっと同じ服を着続けている。
「ataW」へ。もっとお洒落なセレクトショップ。相変わらず私は何も買わなかったけれど内装が特に良かった。太陽の光が窓ガラスのフィルターを通して床を不思議な色に煌めかせていた。お洒落ではあるけど東京や名古屋の同じようなお店よりも客を受け入れてくれている感じがして良かった。気取った感じがないというか。みんなこんな感じのお店ならフラッと寄りたいのにな。
夕飯は「うるしや」で越前そばと天ぷらをいただく。これがまあ美味しい。30年以上生きてたらどんな食べ物を見ても味の想像は何となくつくけれど、越前そばは見た目と味がまるで違った。大根なのに辛くない?麺つゆらしきものもないのにしっかり味がついてる?良い意味での裏切りが沢山あって、人生初の越前そばは本当に良い体験になった。

宿泊は「アズイン福井」。普通のビジネスホテル。部屋を開けたら臭い。床がなんか濡れてる。結果論だけれど無理に泊まることはなかったなと思う。いやGW直前に予約した我々が悪いのだ。
その後福井駅まで歩いて駅前のティラノサウルスに感嘆したりする。駅中の商業施設内の「麺匠 麦之助」でラーメンを食べる。鶏白湯ラーメン。見たまま、普通に美味しい。お腹いっぱいになってホテルへ戻って硬いベッドと枕で寝る。一日目終了。

③滋賀
カチカチのベッドで体がバッキバキになって起床。しっかり睡眠時間はとれているはずなのに寝不足が否めない。睡眠大事。ホテル選び大事。

朝食は「珈琲舎とむ」へ。ブレンドとサンドイッチをいただく。店員さんに三重から来たことを伝えると大層喜ばれる。ただ消費するだけでなしに人と関わると優しい気持ちになる。こういうの大事にせねば。
朝食を食べて三方五湖方面へ。道中ゲソ天の有名店へ向かうもGWのとんでもない行列を見て退散。そのまま三方五湖テラスへ向かう。駐車場からシャトルバスでロープウェイ乗り場へ。ロープウェイはとんでもない傾斜でちょっと慄く。でも「この傾きで往復1000円は安いかもしれない」などと思いながら山頂へ。テラスと標榜するだけあってそこかしこに座れる場所があって良い。風が強かったけれど三方五湖を望む場所でしばらく座ってぼんやりする。その後二人とも花粉か黄砂にやられながらもあまり美味しくない焼き団子を食べて下山。この山にはアレルギー反応のする何かがいるな。
昼食は「ドライブインやまだ」似た名前の有名店「ドライブインよしだ」に入れなかったけど、近くて口コミもいいからという極めて失礼な理由で入店。30分ほど待ってソースカツ丼の定食をいただく。柔らかく平たいカツをソースに潜らせた感じ、これがこの店のソースカツ。揚げ物には味噌、という名古屋人の固定観念を打ち崩す美味しさ。この厚みのカツにはソースが合う。これはこれでご飯も進む。混んでなければ是非また行きたい。
その後道中梅シロップ買ってメタセコイア並木へ。そこまで期待はしてなかったけど素晴らしい景色。人の手で計画されたにしても何年かけてこの景色を作ったのか。先人に思いを馳せる。時期柄緑が美しかったけれど、秋も冬も、季節によって全く違った顔を見せるのだろう。

宿泊は「フォレストヴィラ夢寿々」へ。圧倒的ホスピタリティ。泊まるならビジネスホテルじゃなくてペンション。間違いない。ご飯も美味しかったけれどお風呂が最高。温泉じゃないけど湯船が貸切で特大サイズ。妻と二人で心からリラックス出来た。

④帰宅
焼きたてパンやサラダの完璧な朝食をいただいてチェックアウト。翌朝の朝ごパンを買いに「タキノベーカリー」へ。ハード系のパンが多いこじんまりとしたパン屋さん。明日の朝いただくので楽しみにしてる。その後白髭神社へ。湖の中に鳥居。厳島神社もだけどどうやって、なぜそこに鳥居。普段目にするものがあり得ない場所にあると人は敬意を払ってしまうのか。それを狙って建てられたのかなんなのか。調べれば出てくる気もするけどそこまではしない。
昼食は「オーパスワン」滋賀に行ったら漏れなくこのお店でご飯を食べている。何を食べても、いつ行っても美味しいが約束された店。ランチタイムに行くのは初めてだったけれど、安さに驚く。安すぎやしませんか。近くに王将があるけど、王将行ってる場合じゃないよ。何してんだよ。
食後は近くの「珈琲中毒製作所」へ。名前が胡散臭いけど注文後に焙煎をしてくれるお店。狭い店内で店員さんが常連と内輪話をしていて居心地が悪かった。買い物終わってるなら出てってくれよ。店員さんは焙煎して冷ましながら不良豆を選り分けてた。珈琲はまだ飲んでいないので期待。

⑤総評
福井は観光地ではない。そもそも店が少ないし人もいない。正月かな?って思うぐらい活気がなかった。GWにわざわざ行くやつが悪いんだけれど、少なくとも泊まりで行く場所ではなかった。越前そばは美味しかったし、人生経験としては行って良かった。長期休暇だからって無理に2泊する必要はない。休みが取れたら素敵なペンションで美味しいものを食べて、ゆっくりしよう。

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