コンサルティングはお客様を型にはめることではない
データを使った経営改善コンサルタント、おやいでさきです。
お客様の問題解決・課題解決をしようとするとき、
予め「型」や「パターン」を持っておいてそこに当てはめる
という場合があるかもしれません。
でも、これってコンサルタント視点の対応なんですよね。
お客さんにとっては、型なんてどうでもいいですし、
型にこだわるよりなんとか「改善」をしてほしいはずです。
でも、コンサルタントとしては
「あ~このお客さんはAタイプだから、こうやって進めればいいな」
とした方が楽だったりします。
私も過去に、
「自社の課題がよく分からない」というお客様がいました。
そのときに、
「課題」=「理想と現実のギャップ」だから、
理想と現実を聞いて進めようと思います。
と進捗報告をしたことがあります。
そして、
それは課題解決の本質ではないですよね
とフィードバックを受けました。
「課題」=「理想と現実のギャップ」は
あくまでも考え方の方法論の一つであって、
お客様を当てはめるためのものではないよ
というフィードバックでした。
お客様の思考が整理されていない状態で
単に口から出てくる言葉だけを受け取って
公式に当てはめた対策を取ってしまう。
これはすごく危険なことだと、
そのときに学びました。
だから、打ち合わせのときに出てくる言葉だけじゃなく、
普段そのお客様がどんな発信をしていて、
どんなビジネスをしていて、
どんなどきに表情が変化するか
ということも含めて感じ取る。
そして、出てくる言葉に違和感を感じたら
それをしっかり確認して解消していかなければいけません。
このプロセスには時間がかかっても、
やっぱりお客様のことをちゃんと理解して仕事ができる方が
やりがいを感じるなぁと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?