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★統計学応用★ 本音を引き出すアンケートの作り方

アンケートは企業がお客様の声をもらう手段としてとても重要ですよね。

でもいざ自分がアンケートを作成する側になると
思いつくままに適当に作ってしまいませんか?

今回は
本音を引き出すアンケートについて
作り方や解釈の仕方を学んでみましょう!

アンケートの目的を決めよう

アンケートは「チャンスがあるなら何となくもったいないから取る」ものではなく、しっかり目的をもって逆算して作成する必要があります。

例えばアンケートの目的にはこのようなものがありますね。

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アンケートの作り方が分からないという人は作る目的が
明確になっていないことが多いです。

まずは何のためにアンケートを作りたいのか考えてみましょう。

アンケートを活かしたい先は?

アンケートの目的が決まったらそれをどう活かしたいのかを
考えることも重要です。

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社員の満足度を上げるためのアンケートであれば、体裁のよい回答ではなく本音を正直に回答してほしいですよね。

これは回答者が意図するしないに関わらずアンケート作成側が
考慮しなければならないことですが、回答者は「真実ではない回答」
をしてしまうことも意外と多いんです。

例えば
・回答内容が損得勘定に関わるとき
・回答に思考が必要にも関わらず真剣に取り組んでいないとき
・自分を大きく(より優秀に)見せたいという見栄がはたらくとき

上司や先生、自分の担当者に見られるもの、回答に時間がかかるもの、
収入に関してなどつい見栄をはってしまう内容のアンケートには
工夫が必要な場合があります。

例えば、美容院のサービスを本当に良くしたいという目的で
至らないところもアンケートに回答してほしいという場合、
店員さんの前で書かなければいけなかったり
時間がない中急いで書かなければいけなかったりすると

とりあえず「とても良かったです!」と一言書いて
終わりになってしまうという場合も多いです。

そういうときにはゆったりとしたスペースでカバンをおいて
担当者から見えない場所で回答してもらうといった工夫を
することが大切です。

やり方には正解はないですが、ご自分のビジネスでアンケートを
利用する目的を考えてみるとよいですね。

アンケート回答の実態

まずはこちらのリサーチ結果を見てください。

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こちらは「転職の面接時にどのくらい本音を伝えていますか?」と
質問をしたリサーチアンケートの結果です。

5割の人が、半分以上本音とは異なる回答をしていると答えています。

「それは転職の面接だからでしょう」と思われる方もいるかも
しれませんが、気を付けていないとアンケートでもこういうことは
よく起こってしまうんですよ。

本音が知るためのアンケートを作りたくても本音が回答されていない。
…ということは、いくらそのアンケート結果を分析しても何も改善
されないことになってしまいます。

これではアンケートを取る意味がなくなってしまいますね。

ではどうすればよいのでしょうか?

本音を引きだすには?

特にスクール内や社内など、そんたく感情が発生しやすい状況では、
アンケートの意図をしっかり伝えたり、
本音で回答しても大丈夫だと理解してもらうことが大切です。

・アンケートの目的をしっかり伝える
・中立的立場を心掛ける
・回答を誘導しない
・本音で回答することで得られるメリットを伝える

こういった工夫をすることで、本音を回答してもらえる可能性が
高くなります。

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回答はこちらです。

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他にもいろいろな工夫ができると思いますが、会社内の場合だと
発言するのが怖いなど、本音を言うことからのリスク回避をしてしまう
ことも多いと思います。

本音を言わないからこそ失ってしまうデメリットも合わせて伝えると
さらによいですね。

無記名制がよい?

アンケートは記名制がよいのか無記名制がよいのかという
議論がされることもあります。

これに対する回答はこちらです。

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自分の名前を書くことで嘘をつきにくくなるという
心理法則もありますが、名前を書くことでネガティブな意見を
出しにくくなる場合もありますね。
これも状況に応じて使い分けることが大切です。

アンケートは本音を伝えてもらうことが出発点です。
いくら高度な分析手法を使ってもデータに偽りがあれば
真実は分からないままになってしまいます。

アンケートを作る時には回答する側の立場に立って
どんな風に質問すればよいのか考えてみましょう!

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