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山の花

魂が必要としているものを購入するのに
金銭など必要ないのである。
- ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

昨日のこと、緑したたる新樹の青さに包まれながら、山道を車で走り抜けていると、ぱっと目に飛び込む花が何度もあり、よく見ると、それはライラックの花でした。

寒い場所を好むというから、なるほどこんな標高の上がった土地を自ずと選んだのだろう。それにしてもあんな誘惑の色をして、人の手に届かぬ車道の脇で、香りも届かせずに、これ見よがしに咲いているとは、なんてにくい花だろう。

なんて思いながら、翌日からの繁忙、その英気を養う花に出会えたのは良かったなと、

そういえば、ドイツにいたころも、心を整えたくなると山へいき、森に包まれ、花を探して歩いたことを、懐かしく思い出しました。

とりとめもない散文ですが、これにて。

今日もいちりんあなたにどうぞ。

ライラック 花言葉「思い出」

貧しくとも、君の生活を愛したまえ。


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