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本当の敵は戦場には来ない

という内容のセリフが沁みた1時間半。

正直私は「○○反対!」「○○を守れ!」「○○の権利を!」とシュプレヒコールをあげる系の内容それ自体はそんなに好きではない。

仕事柄もあるけれど、なんというか、物事にはいろいろ原因や理由があって、正義は一つではないから、どこか引いてみてしまう自分がいる。

でもその割に、ノンフィクションものとか、史実元にした作品とか、こういった社会派的な作品も、演劇だけじゃなく単館映画とかも含めてたまに見に行ったりする。

たぶん、そういう作品を作らんとする作者の熱い思いが単純に好きなのと、その思いの乗った話を「知りたい」という単純な興味、なんだと思う。

今回見たのは成田空港建設に伴う反対運動にフォーカスした作品。

私は成田空港これまで行ったことすらなくて、空港内に畑があることすら知らなくて。

そういう「事実を知るきっかけを生む」という意味でも、見に行ってよかったなって、思う。

そして何より、出演者の皆さまが、その「場」に確かに生きていて。

ただの主張したいメッセージの押し売りみたいな作品だと正直苦手なのだけど。

その泥臭く生き続ける様、
その目の輝きが本当に素敵で。

人間誰しも大なり小なり何かしら、方向性は違えど「泥啜ってでも生きている」みたいなところあるじゃないですか。
いや、なければないに越したことないんですけど。

だから、単なるシュプレヒコールには「はいはい」ってなっても、こういう作品には何故だか惹かれるし、その目の輝きを求めて吸い寄せられて見に行くんだろうなって、思う。私はね。

いつかそういう作品に私もチャレンジできたらいいなぁ。(*´꒳`*)

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