見出し画像

わたしと少林寺拳法

お久しぶりです、note。
自分の中で考えを整理したくなったので、文を綴ることにしました。

私は現在大学4年生。大学に入ってから少林寺拳法という武道を始めました。(とは言え入学した頃はコロナで何も出来ず、練習をきちんと始めたのは11月くらい、だったかな)

昔から名探偵コナンに出てくる蘭や佐藤刑事のような「強い女性」への憧れがあり、大学の武道系部活を見る中でなんとなく「これだ!」と思ったのが少林寺拳法でした🥋 空手のようなパンチやキック、合気道のような抜き技•投げ技、加えて女性でも体格が勝る男性を倒すことが出来る、といった技の面白さに惹かれました。


何もかも新しかった大学1年生

さあ始まった大学生活、そして部活。私は体育の授業で少し柔道をしたくらいで、きちんと武道を習うのは初めてでした。最初は基本の構えから。そしてその構えからの突き、蹴り。基本のき、から先輩が付きっきりで教えてくれました。どうすれば強いパンチを出せるのか、といったコツを少しずつ知ってくようで楽しかったです。

そして徐々にパンチやキックといった剛法以外にも、投げ技や関節技といった柔法を習い始めました。最初に逆小手(突然の少林寺ワード、失礼します笑) が出来るようになった時は、「こんな簡単に相手を倒すことが出来るんだ!」とびっくりしたのを覚えています。そんなこんなで、私にとってはどれも新しく、それが少しずつ出来るようになるプロセスに面白さを感じていました。

入部して2ヶ月後に幹部の先輩方の引退試合となる、大きな大会がありました。その頃の私はどんな技を行なっているのか全然分からず、ただ「あの先輩かっこいい」とか「(三人掛を見て)なんだかアクションシーンみたいですごい」とか、漠然と感嘆していました。


コロナの影響を感じた大学2年生

そして大学2年生になり、私たちにも後輩が出来ました。コロナの影響があって私たちの代は入部が11月。後輩は次の年の春。先輩とはいえ半年の違いだし、すぐ追いつかれちゃうという焦りもありました。一方で後輩の存在がモチベになることも。

それまでは新しい技を覚えて、昇級していくプロセスが楽しかったのです。しかしいざ大会があるよ!と言われると、私は普段よりも熱が入って練習するタイプだったようです。それが悪いとは今も思っていませんが、私たちをパンデミックが襲い、大会は縮小されたり中止になったり。大会に向けて練習していたぶん、やり切れない思いになりました。しかも何度も。

そして大学2年生の冬、やっと始めての学生大会に参加することができました。全九州学生大会、と私たちの部が1番力を入れている大会です。これまでのことも踏まえて部活が嫌になりかけたこともありましたが、私の出場した茶帯の単独演武という部門で最優秀賞を獲ることができました。嗚呼、ここまで続けてて良かったなと感じた出来事でした。加えて、金メダルを獲ったという事実が自分のことを肯定してくれたように感じます。


幹部代になった大学3年生

現役としてのラストイヤー、3回生。私は新歓のリーダー、加えて後輩たちに技を教える練習におけるリーダーを務めました。新歓の時期は楽しさもありつつ不安もいっぱいだったなあ。人に仕事を任せるのが苦手て背負いすぎてしまったり、自分の練習時間がなかなか持てず大会のことが心配になったり。でもここ数年で1番多い人数の後輩が入部してくれてとても嬉しかったです。うちの部活は経験者よりも大学から少林寺拳法を始める人の方が多く、私は彼らに1から基本や技を教える担当でした。(ずっと関わってきたからこそ私は後輩大好き人間なんだろうな、笑)

全体の前に立つ存在だからこそ、自分自身が成果を残せるような存在になりたい。後輩に「かっこいい」と思われる先輩になりたい。そんな気持ちはとても強かったです。どうすれば全体のレベルを上げる練習ができるか、どうすれば自分の演武をより良くできるか、などを突き詰める過程で同期とはよく討論?喧嘩?しました。同期には自分の良い所だけでなく悪い部分も沢山見せてしまったな〜と今となっては思います。お互いが真剣だったからこそ仲違いをした相手も居て、その時は許せなかったけどまたいつか仲良くできる日が来るのかしら???とも思ったり。

大学3年生になるとコロナの制約も弱まり、これまで出来なかったイベントや大会も開催されるようになりました。幹部代にして初めての行事が多く、模索しながらも夏合宿を開催したり、岩手や東京に行き大会に参加したり。他大学と交流して技の理解を深めたり。毎日のように少林寺について考え、大会前は週5で練習したりと、忙しかったし辛い時もあったけど、とても充実した1年だったなと思います。

現役として最後の大会では、自分を含む同期全員が金メダルを獲ることができ、加えて後輩の多くが賞を獲ることができました。もちろんこれまでのプロセスに足りない部分も改善点もあったと思うけれど、自分の望む良い終わり方ができたなと思いました。


そして今、大学4年生

部活を引退し、卒論研究や留学の準備に集中しようと思っていたものの、やっぱり私は少林寺拳法が好きだったようです。数年前は、現役の間に良い結果が取れたらそれで終わりにしよう、と思っていたし周りにも言っていたのに、笑 結局道場に来て練習することもしばしばありました。これまでは全体のことを考えて少林寺をしていたけど、ここをもっと良くできるな、とかこの新しい技をやってみたい、など自分自身のために練習するのも楽しくなってきました。

部内試合があったので、憧れの先輩と組んで優勝できたのもとっても楽しかったな。全部難しい構成だったのに練習期間3日というスパルタだったのも良い思い出です。

そして大学4年の8月から、交換留学でスウェーデンに来ています🇸🇪 なんとこちらにも少林寺の支部があり、今でもゆるゆると続けています。場所が離れているので週1くらいでしか行けないけれど、やっぱり楽しい。言語の壁はあっても仲良くなるきっかけになるんだな〜と感じています。

加えて今年は4年に1度の世界大会が開催される年でした。私は県予選で落ちたので参加できずでしたが日本にいる後輩や友人、そしてスウェーデンで共に練習している友人たちも出場していました。日本武道館で彼らが「さきの友達に会ったよ!」という写真を撮って送ってくれました。世界は狭いなと思う反面、私も参加したかったなと少しだけ思ったりしました。

私は自分のこれまでの結果に満足していましたが、配信で世界レベルの演武を見るとやっぱり私の実力はまだまだだなと改めて感じました。けれど彼らのように今も死ぬ気で練習できるかと言われると、もう出来ません。あれほど努力できる彼らはかっこよいなと思います。

現役の時のように少林寺拳法を優先順位の1番に置くことは出来ないけれど、それでも少林寺に関わり続けていたいなと思う今日この頃です。来年6月までのスウェーデン留学中に「二段を取る」か「大会でメダルを獲る」という形で成果を残したいと密かに思っています。(何か目標があると頑張れるタイプなので、私)


改めて

大学生活において、学生団体に入ったり色々なバイトをしたり新しい分野で研究したり、とさまざまなことを行ってきましたがやっぱり私の軸に少林寺拳法があるんだなと感じます。そこから得られたメンタルの強さとか根性とか信頼できる友人!とか、一生の糧になりそうです。(留学があって学生生活はまだ1年延長するんですけどね) この記事を振り返った時、懐かしい気持ちになれたら良いな。


それでは今回はこの辺りで。
書き殴りの記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました😌


この記事が参加している募集

振り返りnote

私は私のここがすき

サポートして頂けると嬉しいです!ちょっぴり奮発して美味しいお菓子を買おうと思います🍰