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日の目を浴びなかった下書き。 そして 1 年。

はじめて日記を書きます。

今月は楽しいことがあまりに多くて、きづけば全然書けていなかった。

いつも書くとき、ひとつの「作品」にしたいなと思っている。
どんなに拙くても、なにか感じたことを、自分のなかで「作品」と呼べる形にしたいな、と。

でも 12 月は、すごく楽しくて。
ただ楽しい、とか、ただうれしい、とか。そういうこたえのもたない感情で溢れていた。
言葉にするほどでもない、なんてないこと。
けれど、すごく活力をくれる心情たち。

あまりにも子どもたちに喜んでもらえた、クリスマス。←さすがサンタさん笑。
あまりにもうるうるした、夫からの手紙。


最近、大学で学生さんたちに色々と教えていて、思うのだけれど、こたえをもたないことって、大事なのかもしれない。

先生(私)だから知っているとか、分かるとかではなくて。教えられないことを共に考える。
それと同じように、言葉にできない感情を、言葉にしないまま、生きる活力として、自分の心のエンジンとして、持っている。


こたえをもたないもの。

今月はとくに日々そんな感情たちが、ぶわっと溢れ出ていて、だから日記って、書けないのだと思った。
葬られたままの日の目を浴びない下書きたち…。

書きたいと思ったものの、言葉にならなかったこと。
まだ言葉になるほど、自分のなかで消化されていないこと。
書いてしまうと、こわれてしまいそうなこと、なにか変わってしまいそうなこと。
書く時間がなかったこと。それだけ、大切に書きたかったこと。

そんなことでいっぱい。

先日、日の目を浴びなかった下書きが、本になった。はじめての本を出版したのだ。
内容は、以前論文にしようとしたけれど、結局、論文には含まれなかった、日の目を浴びなかった事柄。でもとても大切にしていた概念のようなものだった。

それが、機会を戴けて本になった。
Amazon でハードカバーで売られている私の単著の本。
(謝辞にこっそり娘たちの名前も入れておいた^o^)

形にできて、ひとつの作品にできて、うれしかった。

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思えば今年、仕事復帰をした。もう遠い昔のよう。

毎日、お茶を飲む暇もないぐらい、まばたきするのも忘れるぐらい、全集中で過ごしてきた。
仕事場に新しい試みを導入することもできた。

今年は下地を整える一年にしたいと思い、一生懸命過ごしてきた。


いつものように、家族を愛した一年でもあった。
毎年そういって年を重ねたいと思っている。

今年、最も口ずさんだ言葉はやっぱり「かわいい」だったと思う。毎年わが家の流行語大賞。

1 歳になった次女。長女の七五三。
お祝いもたくさんだった。

来年の目標。

ひとつは、家庭の目標。娘たちが習い事を始めること。

お金は使うべきときに、ちゃんと使いたいと思う。
いったいこの毎日のどこに、習い事という時間帯をねじ込むのか、想像すらつかないけれど、それだからこそ、ここで、やりたいと言ってしまう。

それから仕事の目標は、手を動かすこと。

たとえひとつでもいいから、人にアドバイスするのだけではなくて、自分が考えたことを自分で作業して、試してみる時間をつくりたい。
今年は全然できなかったけれど、本来作業するのは、とても得意だから、自分にしか見えない世界を開いてみたい。

最後に、ぜんぶの目標。「自分だったらどうするか」を考えて自ら行動を起こすこと。

よく迷ったとき、頭のなかに降りてくる人がいる。
あの人だったらこの場面、どうするかな、とか。この人だったらこんな場面、きっとなやまずに、蹴飛ばして、進んでいくだろうな、とか。

それはいつも困っているときに降ってきてくれて、とても助けられるのだけれど、来年からは「自分だったらどうするか」と、自分の内に問うて行動できるようになりたい。

そうすればきっと、もっと自信がつくだろうな。

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日記でした。

今年も素敵な記事をたくさん読ませてくださり、ありがとうございました。
そしてたくさん訪れてくださり、本当にうれしかったです。

これからも note の海で、波のように沈み、波のように浮かび、ただゆるやかに続けることだけを目標に、いれたらいいなと思います。

ほんとうに一年、たのしかったなぁ。
それを共有させてくださりありがとうございます。

ときどき、みなさまの日の目を浴びなかった下書きに、思いを馳せています。
2021🌸

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