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日本酒カテゴライズ

最近酒屋さんでも日本酒を4分類にしたものをよく見るようになりました。

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こういうのがあると、自分が飲みたいものが、販売されている酒屋さんや飲み屋さんでどれかというのがわかって選びやすくてありがたいです。

ラベルのスペック見て、「これは精米歩合が60%、醸造アルコールが入ってなくて、生酛づくりだ」=これだ!!って自分が欲しい味わいかどうか、ぴったりくるかなんてわかりません。だって前からお伝えしているように、一定の方程式はあっても、設計師(杜氏さん)があえて違う味わいをだす仕組みを作っているかもしれないのですから。

なので、ここは販売、提供のプロを信じて、どういう分類にされているのかに頼るのが一番!その分類の中で自分が好きなものを探していくのが良いかと思います。

私は自分で飲んだお酒は自分で分類わけしたり、これはどの分類かな?ということをしていますが、やっぱりお初の日本酒さんあまりにも種類が多かったり、自分の勉強結果を試したい・お酒の出会いを楽しみたいというときでない限りは、頼ってしまいます。

「薫酒」、「爽酒」、「醇酒」、「熟酒」名前の通りなのですが、せっかく四季のある国にうまれたのです、四季でわけるのもおもしろいもの。イメージもわきやすいですし、旬のもの、その季節に食べたくなるものを浮かべると、どの分類のお酒を求めてるのかなっていうのがわかりやすいのです。

「薫酒」は春。草花が芽吹き、空気がふんわりやさしい香り高い季節。空気が眠ったようにまろやか。パステルカラーの季節。タケノコ、初ガツオ、アスパラガス、イチゴ、菜の花に新玉ねぎ。タケノコご飯、お刺身、菜の花のお浸しなんていいですね。なんとなく色もはんなりピンクや緑、パステルカラー。

「爽酒」は夏。暑いじめじめにはさわやか、すっきり、冷たいものがほしくなります。この時期は、キュウリ、トマト、スイカ、茄子、枝豆、おくらにとうもろこし。キュウリの酢の物、季節野菜のラタトゥイユ、とうもろこしの天ぷらにビールが美味しい季節。さわやかな青がぴったり。

「醇酒」は秋、冬。落ち葉の季節は馬肥ゆる季節。脂ののったサンマ、オイモ、きのこ類、栗、ジビエも解禁ですね。サンマの塩焼き、きのこの炊き込みご飯。こってりしたお肉料理がおいしい季節。なんとなく茶色っぽい色のご飯がおいしいですね。

「熟酒」はちょっと変わり種で、季節といいにくいのですが、一応冬。ブリ、牡蛎、カニに白子、白菜、大根にミカン。魚介がおいしい、やっぱり冬と言えばお鍋!雪の白の季節。

それぞれの季節の特徴から、

フルーティー、華やかな香りのお酒がのみたいときは「薫酒」。

さっぱりした食事と一緒にするなら、スッキリさわやかな「爽酒」

こってりした味わいのものにあうのは、豊かなお米の膨らみを感じる「醇酒」

こってりしつつ淡白な食事、スモーキーなもの、独特な香りを楽しみたいときは「熟酒」。

っというかんじです。

熟酒はちょっと難しいですが、こういうイメージがあると、色や気分でお酒を選びやすくて楽しいです。

夏だけど、なんかがっつりな気分なんだよなーであれば「醇酒」選んでみたり。

日本酒を楽しむ目安にぜひ。

#日本酒 #日本酒分類  

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