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ARoS Art Museum : The Dome 上棟式@デンマーク 【Topping】

アロス美術館は、2004年4月にデンマーク:オーフス市に設立された北欧最大級の現代美術館です。シュミットハンマーラッセンが設計したもので、屋上にある円形の虹を模した展望台が特徴的な美術館です。

今回新たな施設が追加されてその工事の状況が見れると聞いて行ってきました。
これはFacebookの情報。
デンマークは結構Facebookに最新情報が回っていることが多い気がします。
完成したら是非ARoS Art Museumを訪問してください。

さて入口到着。

今日の見学会の事が書いてある。その背後には虹色ガラスが特徴的なARoS Museum

Facebookの案内によると、
「James TurrellによるSkyspace、ザ・ドーム」を間近で体験できる工事現場の無料公開に参加しませんか?「ザ・ドーム」は巨大なアート作品で、ARoSの「The Next Level」拡張工事の一部です。天井の高さは15メートル、直径は40メートルで、無限の空を見渡すことができる「ザ・ドーム」は、ユニークなアート体験を提供してくれます。

James Turrell設計のドーム。
ジェームス・タレルというと日本では小豆島の地中美術館が有名でしょうか。
「オープンスカイ」という名のその建物は光と空間のアートを体験させてくれます。

昔私は瀬戸内国際芸術祭というものに参加したことがあり、その時に見た記憶があります。
まだ行ったことが無い方は是非。

さて、こちらが上棟式の状況です。
15:30からの開始で、開始直後に並んだのですが物凄い人出。
最終的に入場できたのは16:20分ごろでした。
晴れていてよかった。

こちらはおひとり様なので列の一番後ろに並びます。
どこでもそうなのかもしれませんが、列に一人が並んでいて、そして後から友人やら家族やらがどんどん追加で入ってくる。
なんならベビーカーも入ってくる。
複雑な気分。
そして増える隊列。全然進まない。

会場に入れた。

クレーンで吊るすあたり大きさが半端ない。
ARoSの象徴 虹の円環を模したシンボル。これがTopping out

と思ったら、もう少し時間がかかりそう。
ドームの中に入るにはまだ時間がかかりそうです。

ドームのような巨大な建物には、当然それなりの大きさの花輪が必要となります。

この花輪が上棟式の象徴。今回、屋根が完成したことを祝うTopping outの祭具です。

準備された花輪は周囲が9メートル以上あり、ドームには垂木がないため、建物の上にあるクレーンから吊るされていました。これが伝統に忠実に従った方法と言っていました。
とにかくスケールがでかい。

さて近づいてきたので、ここからは写真でお送り。

道路の列から会場に入っても、さらに長く列が工事現場に続く


ごりごりの現場。 ヘルメットや安全帯はいらないの?
結構急な階段。そして揺れる。杖を突いて下りている人もいる。危ない。
工事中です。足元注意。
コンクリート打ちっぱなしはJames Turrellの建築っぽい。実際の出来上がりでは違うのかしら。
入口、あるいは出口
ふわっと雰囲気が変わる瞬間
晴れているからこの景色。雨や夜はまた違った景色が見られることでしょう。
移動できる範囲は半分だけ。
まだまだ完成までには時間がかかりそうですね。


工事途中の工事現場なので、安全靴とヘルメットは必須な気が・・・
そこらへんが少しデンマークは意識が低い気がする。
(安全には問題ないと評価されたものなのかもしれませんが)

でも見れて良かった。
大きい建物やその空間が好きなので(寺や教会、スタジアムなど)、その経過が見れるのは面白い試みです。
子供もいっぱい来ていたので建築や土木工事に興味を持った子もいたかもしれません。
テレビ局も来て取材していました。

ニュースサイトを見ていたら、デンマークでは有名なデパート:Sallingやスーパー:Bilka, Fotexを有するSalling groupの財団、Salling財団が1億DKK以上寄付しているという記事がありました。
20億円。
桁違いのお金持ち。寄付額も桁違い。
文化事業に寄付してくれるのはありがたい。
巡り巡って我々市民にも機会を与えてくれる。

ちなみにですが、建物の建築の様子は随時美術館のサイトで公開されています。
ご確認くださいませ。
ドームを一枚一枚張り合わせている姿も見れます。
設計者は工事の方法も頭に入れて設計しているのかしら。

完成が楽しみです。

それでは今日も良い一日を。


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