見出し画像

【酒小町の裏側】みんな違ってみんないい。代表・コミュマネが考える「居心地がいいコミュニティ」とは?

2023年の春に、所属メンバー100人を突破した日本酒コミュニティ『酒小町』。
「人のつながりと日本酒を楽しむ、大人のあそび場」をコンセプトに、年齢も職業もバラバラな、個性豊かなメンバーが集まっています。

日本酒コミュニテイの中では最大級の規模へと成長した酒小町は、どのような想いのもと活動し、どんなコミュニティを目指しているのでしょうか?

この記事は、酒小町がどんなコミュニティであるかを知ってもらうため、運営メンバーや参加メンバーにインタビューをする連載コラムです。

読んでくださったあなたに、コミュニティの裏側や運営チームの想いを知ってもらい、酒小町により興味を持っていただけると嬉しいです。

<プロフィール>

■卯月りん(代表)
フリーランスのPR・SNSプランナー。
大手IT企業にて広報、PR会社にてWeb・SNS基軸のPRに従事し2020年に独立。酒蔵のPRをしながら、酒小町代表としてイベント企画や登壇で活動中。

■関谷サイコ(コミュニティマネージャー)
人と人を繋げ、新しいことが生まれる「場作り」「きっかけづくり」を得意とする複業フリーランス。
1年間で酒小町のメンバーを50人から100人に拡大。
ベンチャー企業のCS・バックオフィス支援、法人研修の運営支援やコミュニティマネージャーなど戦略策定~実行までを担う伴走支援をメインに活動中。

■聞き手:福島未貴
フリーランスのライター・写真家・音楽家。
プロの音楽家を目指して音楽大学を卒業するも一度は挫折。
その後、一般就職を経て「やりたいことを全部やる!」を実現するためパラレルワーカーへ。


「居心地がいい」の定義ってなんだろう?


酒小町が掲げるコンセプトは、「誰もがホッと一息ついて自分らしく楽しめるようなサードプレイス」。
誰もが心地よく過ごせる居場所を目指しています。
しかし、ひとくちに「居心地がいい」といっても、基準や感じ方は人それぞれ。
コミュニティを運営する代表・コミュニティマネージャーのふたりが考える「居心地のよさ」とは一体どんなものなのでしょうか。

今回は代表・卯月りんとコミュニティマネージャーの関谷サイコのふたりにそれぞれが感じている「居心地のよさ」の定義や基準ついて聞いてみました。


Q:コミュニティ運営うんぬんはさておき、おふたりの人生でこれまでに「居心地がいいな」と感じた瞬間というと、どのようなシーン・シチュエーションが思い浮かびますか?

りん:「多様性を許容してくれる安心感のある場所」だと思っています。学校とか会社には、どこか「こうしてはいけない」「こうしなくちゃいけない」という風潮がある気がして。

もちろん決まりは大切だけど、これまでに「居心地がいいな」と感じた場所は「みんな違ってみんないい」が許されたり、マイペースでもいいし、自分らしさを出せる。そんな懐の広い場所だなって思います。

また、私は、誰かの苦手なことは、誰かにとっての得意なことだと思っていて。苦手なことに対して「できないね」というのではなくて、その人の得意なこと・好きなことを見つけられる場所がいいな、と感じています。

サイコ:正直「居心地がいい」について、あんまり考えたことがなくて。
というのも、なにか「居心地が悪い」と感じる瞬間があるからこそ、居心地のよさに気がつくのであって、居心地がいいのが当たり前であれば「居心地のよさ」について考えることもないと思うんです。

それくらいごく自然にあるものであって「居心地がいい」と考える必要がない場所。それこそが「居心地のいい場所」だと思っています。

Q:反対に、これまでに「ここには長くいられないな」「自分には合わないかも?」と感じた瞬間はどんなときですか?

りん:新しいものがないところは、あまり長続きしないですね。
「居心地がいい」の定義で安心感・安定感の話をしたけれど、その反面で新しいことを知れたり挑戦できる環境を大事にしています。

今まで仕事では、PRやイベント企画など色々なことをやってきたんですけど、ある程度自分でこなせるようになると「次に行きたい!」と感じるタイプの人間で。プライベートでは深く狭く、好きな人とずっと飲んでいたいタイプなんですけど、仕事面だと安心感・安定感も必要だけど、新しいことに挑戦しつづけられたり新しい価値観に触れられたりする環境じゃないと、魅力を感じなくなってしまうかもしれないです。


サイコ:単純に、イベントの日時や活動時間帯などが自分のライフスタイルに合わない場所に居続けるのは難しいですね。

あとは、自分と同じ属性の人ばかりが集まる場所は、ちょっと「つまらないな」と思ってしまいます。

自分と似た境遇の人たちから苦労話を聞いたり愚痴をいい合ったりするよりは、普段あまり出会わないような人たちと出会いたい。
そういった意味では、酒小町は社会的な肩書きや属性などに左右されないため、普通に社会で生活をしていたら、交わらないような人と交われるのがいいところだと思っています。

酒小町のメンバーみんなに楽しんでもらうために、考えていること。

酒小町にはオンライン・オフラインともにたくさんのイベントがあり、職業や性別、住む場所も異なるさまざまなメンバーがいます。
そんな多様なメンバーたちに、安心して酒小町の活動を楽しんでもらうために、卯月・関谷のふたりが意識していること・大切にしていることを聞いてみました。

Q:酒小町には色々な人がいて色々イベントがありますが、なるべく全員に満足してもらうために必要だと感じていることや、意識していることはどんなことですか?

りん:まず大前提として、自分がそのイベントに参加する立場として考えたときに「楽しいと思えるのか?」ということは意識しています。クライアントから求められたことでも、これはちょっと酒小町には合わないなと思った企画は受けないようにしています。

あとは、金額設定も大事にしています。
酒小町は20代・30代に楽しんでもらいたいコミュニティなので、月額2,200円からは上げないようにしています。
たまに経営者の方から「値上げしたほうがいいんじゃない?」とアドバイスを受けることもありますが、そうすると若い世代の人たちは参加しにくくなってしまうので……。
むしろ25歳以下は、今のコミュニティ費の半額の1,100円に価格を引き下げています。

サイコ:酒小町のビジョンでもある「日本酒をもっと身近に」を、きちんと感じられるかどうかは、意識しています。

あとは、新規で入ってくれたメンバーをきちんと拾ってあげられる環境をつくることですね。
自分のことを知ってくれている人がいると、イベントに参加する心理的ハードルも下がるので。
イベントの座組も、新メンバーの近くに既存メンバーを配置したり、接点や共通点を探してメンバー同士を繋げたりすることは、イベントの際には必ずやっています。

コミュニティも結局は1対1の人間関係なので、誰かと誰かが引き合いになるような場作りを意識しています。

ふたりが考える「居心地のいいコミュニティ」とは?

これまでふたりのそれぞれの価値観や、コミュニティづくりに対する想いを聞いてきました。最後に、ふたりにとって「居心地のいいコミュニティ」とはどんなものか語ってもらいました。

Q:最後に、おふたりが考える「居心地のいいコミュニティ」とはどんなものか教えてください!

りん:多様性を許容してくれる安心感・安定感。そして、新しいことを知ったり、自分と違う価値観に触れたりする面白さを両立できるところだと思います。

酒小町は、会って乾杯したら、年齢も職業も関係なく仲良くなれて、誰とでもフラットに友だちになれる。
みんなにとって飲みに行ったらいつでも迎えてくれる、いつでも帰ってこれる居場所でありたいな、と思っています。


サイコ:その人の人生にとって、当たり前にあるような存在の場所になることです。今まであまり話してきたことがなかったのですが、私は酒小町をアルコールの飲めるスターバックスのような空間にしたいと思っています。

スターバックスって、ひとりでフラッと入って勉強してもいいし、友だちとの待ち合わせで使ってもいいし、意味なく立ち寄れる場所だと思っていて。
そんなふうにマイペースで参加できて、数ヶ月ぶりに会っても気軽に「久しぶり!」と言い合ったり立ち寄ったりできる場所になるといいな、と思っています。

社会的な立場や年齢・職業・属性は関係なく、マイペースに参加できるようなサードプレイスになるといいな、と思って、ずっとやってきました。

「初めまして!」も「久しぶり!」も、気軽に交わせる場所に。

今月で5周年を迎える酒小町。
活動歴の長いコミュニティになればなるほど、いわゆる古参メンバーのようなポジションが確立されがちです。
しかし今回のインタビューを通して、酒小町は既存メンバーだけでなく、新規メンバーや久しぶりに遊びにきたメンバーも安心できる、愛にあふれたコミュニティづくりをおこなっていると知ることができました。

酒小町は「はじめまして!」も「久しぶり!」も気軽に言い合えて、好きなときに立ち寄れる、それぞれにとってちょうどよい距離感の居場所であることを目指しています。

「今日はなんだか、誰かと飲みたい気分」というときに、ふらりと遊びに来てくれると嬉しいです。

日本酒コミュニティ『酒小町』

20代から30代の「お酒の場と、交流が好き」な人たちが集まる日本酒コミュニティ『酒小町』。「日本酒好きのあそび場」をコンセプトに、年齢も職業もバラバラの個性豊かなメンバーが乾杯するだけでなく、自分たちであそびを企画したり、日本酒について学んだり......誰もがホッと一息ついて自分らしくたのしめるようなサードプレイスをつくっています。

酒小町』は、毎月1日〜10日の期間にメンバー募集をしています。
募集開始時にはLINEアカウントでお知らせをしているので、ぜひ登録して続報をお待ちください!

酒小町制作メンバー

執筆:福島未貴(Xnote
インタビュアー:卯月りん(XInstagramnote
        関谷サイコ(X
ディレクション・編集:sion(X


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?